一方、家の中で洗濯業務をしているミタゾノとえみりは、安藤の法律事務所の広告付きポケットティッシュを見つけます。そこには“本物”の安藤の写真。ミタゾノはとーっくにわかっていたでしょうが、さすがのえみりもおかしいことに気付き、ミタゾノの指示により会社に報告しに戻りました。
リビングでは、ミタゾノに早く帰ってほしい新田が、洗濯物をたたむのは自分が担当するからその間になる早で夕飯を作ってくれと頼みます。夕飯は「どうしたら、こんな一晩寝かせたようなコクが?」と新田も絶賛のミタゾノお手製カレーライス。アイリが嫌いだから入れないでほしいとお願いしていたニンジンもミキサーで調理してルーに混ぜ込んだと聞き、「お姉ちゃんみたいな人がお母さんだったらいいのに」というアイリに、ミタゾノは「私もこの家に紛れ込むことが、出来ますでしょうか」と新田をガン見しながら言い放ちます。ミタゾノの静かなる迫力に新田の動きが止まり右手がプルプル震えてるぅ~! っていうか、アイリにはやっぱりミタゾノさんが「お姉ちゃん」に見えているんだ!? さておき、「洗濯物のたたみ方はその家のクセが出るもの」と新田のタオルのたたみ方と、この家での本来のたたみ方の違いを突きつけるミタゾノ最後の一撃に、どうにもこうにも逃げ道がなくなってアワアワする新田を、なぜかアイリはカバーするのです。「ご飯食べ終わったら一緒にお風呂入って、その後ちょっとだけゲームして……一緒に寝よう。ね、お父さん」。
寝るまで一緒にいてほしいとアイリにお願いされた新田。アイリが眠りにつくまでベッドの横で見守っているその時、物音が聞こえリビングへ向かうと、そこには2人組の泥棒が侵入し、物品物色中。ちょっとこの豪邸セキュリティ甘すぎー!? 泥棒たちはナイフまで取り出し、起きてきてしまったアイリに突きつけます。こんな状況で、豪邸に戻ってきたのはえみり。怪しい新田の件でえみりはアイリの父親に連絡を取っていましたが、アイリの父親から「仕事で手が離せないから、警察に任せる」と返事がきたこと、そして警察に連絡したことを伝えます。通報済みと知って「全員殺す!」と取り乱す泥棒2人組に新田は、自分が盗み出そうとしたものを差し出し、それでも足りなければ自分の内臓でもなんでもくれてやるから、アイリの命だけは助けてくれと懇願します。新田の言葉を無視して泥棒2人組がアイリにナイフを振りかざした瞬間……「お待ちください」とミタゾノ登場! 部屋に入ってくると同時に泥棒2人組へ顔面ハイキック。そしてスカートを捲り上げ、履いていたストッキングを素早く脱ぐ! 引き裂く! 泥棒2人組の手首を縛る! 警察が到着し泥棒2人組を連行するのと入れ替えに、アイリの両親が家に帰ってきました。