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大人気アイドルグループとの対決! 窮地に立たされたデカダンスを救ったのは「童貞」だった。『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』第7話レビュー

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『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』公式サイトより

『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』公式サイトより

 熱血刑事ドラマの影響を受けて刑事になったものの、芸能界に潜入し悪事を暴くためにアイドルグループ「デカダンス」を組まされた辰屋すみれ(中村蒼)を主人公とするドラマ『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』(テレビ東京)の第7話が11月19日に放映された。

 テレビに出ると何が起きるかわからないアイドルとして、デビューから数カ月でアイドル人気ランキング第6位に選ばれたデカダンス。しかし、とある週刊誌の取材で、アイドル事情に疎い辰屋が、10年以上アイドルのトップに立つアイドルグループ・ファルコンのことを「知らない」と答えてしまったことで窮地に立たされる。

 ファルコンは、芸能界の薬物流通を取り仕切る神堂栄一(升毅)が会長を務める大手芸能界事務所ライトニングボルトの所属だ。神堂は第5話で、その存在が明かされた、おそらくこのドラマのメインストーリーに重要な人物である。辰屋の発言を挑戦状と受け取ったファルコンは、「こんな記事は発売させない」という神堂栄一に「こんな新人に好き勝手発言させておいていいのか」と問いかける。ここから神堂栄一およびファルコンによる、デカダンス潰しが始まる――。

 時を同じくして、収賄容疑で辞任した前都知事の後任を選ぶ都知事選で、様々な有名アーティストから曲を募り、PRソングを選ぶキャンペーンが始まる。デカダンスの任務は芸能界を牛耳る神堂栄一の悪事を暴くことであり、神堂栄一に近づけるほどの人気を獲得しようと努力してきた。ただ現在の人気は、まだまだ“色物”としての人気でしかない。この人気を不動のものにするためにも、「勝手からエリーの法則」(デビューシングル「勝手にシンドバッド」で売れた後に、サードシングル「いとしのエリー」でその地位を確立したサザンオールスターズのような売れ方)にのっとって、この都知事選コンペに参加することになった。

 しかし、ファルコンもまたこのコンペに参加することになっていた。芸能界のドンが会長の芸能事務所に所属しているファルコン。つまりこのコンペは出来レース、暗黙の了解、大人の事情、業界のルールで、ファルコンが勝ち取ることが決まっている。それでもデカダンスがコンペに参加するということは、つまりファルコン、そして神堂栄一にケンカを売るということになる。そもそも神堂栄一に近づくために頑張ってきたデカダンスだ。これでは今までの努力が水の泡になってしまう。

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