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押しかけ同居、孫プラン…成人した娘に忍び寄る親の“希望”“心配”という名の要求

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Photo by scarletgreen from Flickr

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 安倍政権がぶちあげた『一億総活躍社会』関連予算の目玉事業の一つとされている「三世代の同居に対応した新築住宅取得促進支援事業」。少子化対策として祖父母世代との同居をすすめるものであるが、ご存知の通り、これを疑問視する意見も多い。親子だからといって良好な関係を維持している家庭ばかりではないし、この祖父母世代が相当なくせ者である場合もあるからだ。小町を眺めても、これじゃ祖父母世代との同居はとても無理だと思うようなトピが多々みられる。

「娘にわたす金額がわからない。」

 トピ主(女性・年齢不明)夫と2人の子どもとの4人暮らし。本当は子どもは4人いるが、長女は結婚し車で2時間ほどの都市部に夫と2人で住んでいる。トピ主一家は、田舎に住んでいるそうだ。ちなみに「子ども」という書き方をしているが、同居している子らはおそらく成人済みである。

「婿の実家が用意した、新築狭小住宅です。都会はあんな小さい家が立ち並んでいるんですね。ビックリしました。15坪もない家ですが3LDKです」

 おっと~、いきなり婿の実家族&娘の新居をdisですか? しかもこれはただのジャブで、本題はとんでもないのだ。トピ主は勝手にその“新築狭小住宅”へ押しかける計画を立てたという。

「私の夫も高齢ですが退職後も働いてましたが、いよいよガタがきはじめました。退職前は社宅暮らしでした。年金は払い込み月数が少ない為、少ないです。私が働こうと思い、働きましたが私も高血圧のため無理でした。今、住んでいるアパートの家賃にさえ、事欠く始末です。同居の娘の入れてくれるお金は食費・光熱費・携帯に消えてしまいます。大家からやいのやいのと催促されてホトホト困っております」
「この際、長女の家でお世話になろうかと思っています。都会で働けると娘たちも喜んでいます」
「勿論、お金は入れます。その額でご相談ですがいかほどが適正価格でしょうか。家事・炊事・洗濯は私が頑張ります。娘夫婦は共働きなので助かると思います。生活保護の受給は考えていません」

 いやいやいやいや、金額うんぬんの話じゃなくて! トピ主は“長女も喜ぶ”と思い込んでいる様子で、長女夫婦へひと月にどれくらい支払うのがよいのだろうか、という相談だ。そもそも娘2人も一緒に引っ越すつもりって……。15坪もない土地に建てた3LDKに、長女夫婦・トピ主夫婦・成人した娘2人の6人で住もうって? 危険な臭いが漂いまくりだ。「びっくり」投票は軽く1万を超えている。今年見たトピの中でもかなりの食い込みっぷりである。

「狭いを難癖つけた家に 家族4人で転がりこんで 家事をするから 感謝されると思い込んでいるストーリー…滑稽です」
「正直(現時点で)田舎で家賃も払えないのでしたら、適正価格が払えるとは思えません。まずはいくら払う気があるのかが前提です」

 と、トピ主一家の支払い能力を疑問視する声や、最初に都会の家を狭いとdisっておきながら……という批判が噴出。「まずは長女夫婦がトピ主一家を受け入れてくれるのか、その意思を確認して内諾をもらってから相談すべきでしょう」と、そもそも許可も得てないのに先走り過ぎという意見も多かった。このトピ主はこれまで、多くのことにおいて娘に相談なしに色々と要求していたのではないか……と伺わせる見事なトピ文ではある。

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ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

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