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スキャンダルをすっぱ抜かれたアイドルはなぜ謝らなくてはいけない?/『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』第8話レビュー

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『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』公式HPより

『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』公式HPより

 熱血刑事ドラマに影響を受け刑事となった辰屋すみれ(中村蒼)が、芸能界に潜入するためにアイドルグループ「デカダンス」を組み、どたばたと事件を解決してくコメディドラマ『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』(テレビ東京)。

 11月26日放送の第8回のストーリーを紹介する前に、前回放送分をおさらいしよう。

 デカダンスが結成された目的は、芸能界の悪事を暴くことであり、喫緊の目標は大手芸能事務所ライトニングボルトの会長・神堂栄一(升毅)が取り仕切る芸能界の薬物流通を暴くことだ。神堂に近づくためアイドルとしての人気を確立してきたデカダンスだったが、辰屋の不用意な発言をきっかけに、ライトニングボルトに所属し、10年以上アイドル界のトップに君臨してきたファルコンと「都知事選PRのためのキャンペーンソング」を歌うアーティストの座を競うことになる。神堂およびファルコンは、絶大な権力を利用して息がかかった番組でデカダンスとの討論企画を行い、デカダンス潰しを画策する。

 討論中、終始ファルコンに押され、しまいには番組内で女性スキャンダル問題について言及されて窮地に立たされる辰屋。しかしメンバーが、辰屋が童貞であることをバラし、女性スキャンダルが存在しないことを証明する。童貞がデカダンスを救ったのだ。あまりのバカバカしさにファルコンメンバーも戦意をそがれ、神堂との対立も事なきを得る……とは問屋が卸さない。童貞を馬鹿にされた辰屋が「どっちが都知事選PRのためのキャンペーンソングを歌うアーティストとして相応しいか勝負だ」と啖呵を切ってしまう。絶大な権力を持ち、実質的にキャンペーンの勝利が決まっているファルコンは、なぜかメリットがまったくないこの勝負を受けるという。同時に発覚するデカダンスメンバー・D(立花裕大)の隠し子スキャンダル。どうするデカダンス、どうなるデカダンス!? というのが前回のストーリー。

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