俳優の成宮寛貴(34)が違法薬物を使用しているとする記事が、2日発売の「フライデー」(講談社)で報じられたことを受け、成宮の所属する芸能事務所・トップコートは「事実無根。成宮寛貴のイメージを損なう記事の掲載を行った株式会社講談社(フライデー編集部)に対し、断固として抗議し、民事・刑事問わずあらゆる法的措置をとって参る所存です」と声明を出した。成宮も「事実無根の記事に対して非常に強い憤りを感じます。私、成宮寛貴は薬物を使用したことは一切ございません」とコメントしている。
件の「フライデー」記事は、おそらく証言者の撮影した動画を元にしている。成宮の自宅で、白い粉(同誌への情報提供者は「コカイン」と証言)を鼻から吸引し、「美味しかったぁ、美味しかったぁ」とうっとりしていた……という内容だ。情報を提供した男性は、成宮に性的な迫られ方をして「気味悪かった」こと、関係を断ち切るために告発したと話している。ただ、その動画からだけでは、“白い粉”が何であるかは断定できない。小麦粉かもしれないし、片栗粉かもしれないわけである。それゆえ、各種メディアは騒動の行方を慎重に見守っている。
芸能界では今年、元女優の高樹沙耶(益戸育江)、歌手のASKA(飛鳥涼)、俳優の高知東生、元プロ野球選手の清原和博らが、違法薬物の使用や所持容疑で逮捕されている。昨年11月、オスカープロモーションに所属していたアイドル女優の高部あいがコカインの使用・所持で逮捕されるという事件もあった。高部の所持量は微量だったため起訴猶予処分となったが、現在の消息は不明だ。
2日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)では、「フライデー」が同記事を掲載したことを報じ、メインキャスターの小倉智昭(69)が「(成宮・事務所の)おっしゃる通りだとすれば、役者としてのイメージを傷つけられて大変なこと」とコメント。両親不在の家庭で成宮が弟の養育に奮闘したことを踏まえて「苦労した人がそんなことをするとは思えない」と話した。もちろん多くのファンも小倉と同じ心境だろう。
しかし「フライデー」編集部が、数枚の写真を入手しているだけでなく、動画も所有しているとしたら、そこから得られる情報量は必然的に写真よりも多くなり、同誌が続報を打つ可能性もまだある。トップコートは木村佳乃、菅田将暉、杏など売れっ子の役者を複数抱える大手事務所であり、マネジメント体制は万全なはず。心配を募らせるファンのためにも、一刻も早く成宮の身の潔白を証明してもらいたい。