俳優の成宮寛貴(34)に、違法薬物使用の疑惑がかかったのは、先週末のこと。12月2日発売の「フライデー」(講談社)が、成宮の友人だという男性から、11月上旬に成宮が自宅で「コカイン、大麻、ケタミン」を使用したという証言と写真を入手し、掲載に踏み切ったのだ。落ちぶれた元芸能人ではなく、現役で活躍するトップ俳優に突然ふってわいたスキャンダルということで、マスコミだけでなく一般読者も騒然。成宮の所属事務所は即座に「事実無根」と否定する声明を出し、成宮本人も「非常に憤りを感じる」とコメントしたが、「フライデー」では肉声データもあると公表しており、続報を匂わせていた。やはりというか、9日発売の同誌では、続報を出している。
同誌はすでに成宮の自宅マンションを特定しているのだろう、11月下旬に自宅から出てきたところだという成宮の写真を掲載。そして前号でも証言者だった友人男性・A氏から、どのようにしてコカインを入手し、どのようにして砕いて吸っていたのかという詳細が明かされている。コカインの隠語である「チャーリー」というワードを使い、A氏にコカイン購入を要求したという内容の肉声データも掲載。2個で1万4000円、らしい。告発に踏み切った理由として、A氏は「恋人のように振る舞われること」「絶対に自分でコカインを買わず、自分に買いに行かせること」がイヤだったから、としている。
所属事務所は12月7日、成宮に「尿による薬物検査」を実施し、「陰性の結果」を得たとコメントしている。しかしここまで連続で疑惑を報じられ、すでに彼の俳優としてのイメージは大きく損なわれてしまった。成宮は来年1月クール放送の連続ドラマ『就活家族』(テレビ朝日系)に、前田敦子の恋人役で出演、すでにドラマは4話まで撮り終えていたが、降板・撮り直しが決定したという。それを報じた「女性セブン」(小学館)もまた、成宮の自宅マンションを特定しており、「自室からは灯りが漏れるが、終日、成宮が出てくることはなかった」とハリコミの様子を記録している。
芸歴も長く、イケメン俳優として好感度も高いポジションに陣取っていた成宮。それだけに、この疑惑報道とイメージのギャップが、仕事に打撃を与えている。すでに毀損されてしまったイメージを回復させるべく、事実無根であるならば、それを証明しなければならない。俳優生命の危機にあることは間違いないだろう。