「女とは、女が許せない生き物である」
男にモテる女が、同性にも好かれるとは限らない。男にちやほやされるタイプの女を“ぶりっ子”と感じ、男に媚びているとして嫌う女もいる。男から見た女と、女から見た女の評価が正反対であるのは、往々にしてよく起こる現象である。「同性から嫌われる女」は確実にいるのだ。
二宮和也がMCを務めるバライティ番組『ニノさん』(日本テレビ)でも、12月4日の放送で「女が嫌いな女たち」というテーマに迫り、大きな反響を呼んだ。同回の内容は、街頭インタビューや、ゲストの青山テルマ、いとうあさこ、岡本夏美、菊地亜美、高橋真麻、MEGUMIによるコメントをもとに、同性から嫌われる女の特徴をつまびらかにしていくというもの。
番組内で紹介された、SNSで嫌われる女の投稿は、こんな感じである。
・女子力をアピールする
・弟を「イケメン彼氏」と紹介する
・ハッシュタグがやたら長い
・芸能人ぶる
・わざと顔がでかい友達と写真を撮る
やたら長いハッシュタグとは、「#今日も #楽しかった #HAPPY #LOVE #同期 #一生の仲間」といったものだそうだ。たしかに、うっとうしい。そのほか、「『別に悪口じゃないんだけどさ』という言葉を使う」「『私って○□○□じゃん?』って言ってくる」などの言動が紹介されると、スタジオの女性ゲストたちから共感の声が上がった。「ペンギン歩きをする女」について「かわいい」と発言する二宮に、「だから男は……」と非難が集中する場面もあった。
同番組では、「女とは、女が許せない生き物である」という煽り文句が使われている。街頭インタビューに登場した女子高生3人組は、嫌いな女の愚痴を話すために集まったのだというから驚きだ。「女が嫌いな女たち」は、女からの共感を集めやすいテーマなのかもしれない。