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『逃げ恥』ラスト、籍を入れない幸せの形とは?「永久就職」は万人の逃げ場にはならない/最終回レビュー

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『逃げるは恥だが役に立つ』公式HPより

『逃げるは恥だが役に立つ』公式HPより

 20日に放送された『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の第11話が平均視聴率20.8%を獲得。初回からじわじわと視聴率を更新し続けた結果、見事、有終の美を飾りました。「女性の幸せ=永久就職」という大昔の負の遺産に真っ向から立ち向かうという、現代社会においてちょっとリアルな内容だった最終回。死ぬほど可愛いみくり(新垣結衣)と異常に優男な平匡さん(星野源)みたいなカップルが実在するかは別ですけども。

 前回、大好きな平匡さんからのプロポーズを、その小賢しさで台無しにしたみくりはモヤモヤしながら落ち込んでいました。そのモヤモヤとは、「専業主婦として生活費を受け取ることは、最低賃金と同じだと思う」「専業主婦は雇用主である夫しか評価できない=生活費+愛情という評価がほしい」「でも愛情は数値化できず不安定。その上、時間も無制限」と、良い雇用主のもとでストレスなく働けるなら良いかもしれないけど、こんなブラック企業まがいの労働環境でやっていけるか……という不安。そして、これらすべてを平匡さんに説明します。わざわざフリップを買い込んで。

 平匡さんは、フリップが出てきた瞬間こそ驚いたものの「説明したいという気概を受け止めました」とポジティブ変換。さらに、「主婦も家庭を支える立派な職業」「夫婦を雇用主と従業員と位置づけるのはおかしい、303カンパニーの共同経営責任者としてみてはいかがでしょうか?」と、家事の分担を提案しました。あの、代行を雇うほど家事が苦手な平匡さんがですよ? 優しすぎる!! もちろんみくりは食い気味に賛成です。しかし、やっさん(真野恵里菜)の誘いで副業している“青空市(商店街のイベント)”の準備に時間を取られてしまい、みくりの心に余裕がなくなっていきます。そんな矢先、事件が起きてしまうのです。

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