「ニホンモニター」が発表した「2016タレント番組出演本数ランキング」によると、TOKIOの国分太一が659本で1位、バナナマンの設楽統が621本で2位、続いてハライチの澤部が480本で3位であった。
設楽は帯番組『ノンストップ!』(フジテレビ系)をやっているとはいえ、それがない相方の日村勇紀も408本と上位で、バナナマンの人気は中堅芸人の中では頭一つ抜けている。こうなってくると期待してしまうのが、バナナマンが今後、ダウンタウン、とんねるず、ウッチャンナンチャンのように天下をとる可能性だ。
まず、芸人としての実力だが、ネタに関しては文句の付けようがない。ボケもツッコミも存在しない、日常の中のちょっとしたズレで笑いを誘うスタイルはお笑い界に革命を与えたといっても過言ではない。ダウンタウン以後から無表情で淡々とボケるいう、松本人志スタイルのボケが多くなったと聞くし、ウッチャンナンチャンはショートコントというジャンルを世に定着させ、とんねるずはアイドルやスポーツ選手など“お笑い外”の人と絡み、枠を壊した。こういったお笑い界での偉業は天下をとるにあたって必要な“伝説”の一つとして重要だが、バナナマンには十分それがあるといえよう。
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