もちろんAV女優と真剣交際していたジャニーズタレントもいた。「元」ジャニーズではあるが、田原俊彦(55)、近藤真彦(52)とともに「たのきんトリオ」として活躍した野村義男(52)は1995年に元AV女優の野坂なつみ(46)と結婚している(当時すでに野坂は引退していた)。また、V6の森田剛(37)は、2014年4月に交際発覚した美雪ありす(29)と同棲しており、週刊誌の直撃取材にも正々堂々と応じていた。今年春には破局してしまったようだが、週刊誌記者に「ちょっと待ってて。俺逃げないから」と告げてから美雪だけを先に自宅に帰し、自分は再度その場に現れて対応した森田の態度はもはや伝説。記者から彼女の職業について問われると「職業は関係ない。みんな一緒」と言い、「オレの写真を使ったりとか、名前を記事にすることはいい。彼女は大変なんです。男はどうとでもできるからいいんだけど、女の人だし、特殊な仕事じゃないですか……」とも話した森田。誠実な人柄がうかがえる交際報道だった。ちなみに松本は「文春」記者の直撃取材で葵つかさの名前を出されると「わかんないんで」と言っていた。ベッキーとの不倫旅行中に同誌取材にあったゲスの極み乙女。川谷絵音が、妻について「名前は知ってる。友達」としたことよりはマシなのかもしれないが……。
話を冒頭の松本・葵事件に戻そう。大晦日に放送される『第67回NHK紅白歌合戦 夢を歌おう』で大トリを務める予定になっている嵐は、間違いなく国民的アイドルグループで、SMAPなき後のジャニーズ事務所を支える存在だ。そのメンバーである松本は、こうしたスキャンダルで事務所やスポンサー、そしてファンにどれだけ迷惑や心配をかけることになるか深く理解してきたはずで、だからこそ慎重にパパラッチ対策をしていた。だが、それだけではダメなのである。文春砲に備えて用心する以前に、身近な女性に対する態度を改める必要があるだろう。
(犬咲マコト)