電マ……、若くてピュアな頃は、ドン・キホーテで見かけると一瞬ドキッとしたことがあります。「こ、こんなエッチなものをなぜ正面入り口に堂々と山積みで置いているんだぁぁぁ!」と。AVの影響でオナニーやセックスの楽しみの道具としての認識がすっかり広まった電マ、その当時も私の中ではエロ方面での認識だったためドキッとしたわけですが、本来はマッサージ器具として肩や腰のコリをほぐすために販売されていた道具だったわけですから、ドンキの店頭に山積みされていても問題はないんでしょうね。とはいえ、ドンキは確信犯だと思います。
電マは、ローターと同じように“振動(バイブレーション)”によって、快感をもたらすというアイテムではありますが、感じるポイントを集中して刺激するローターと比べて、マッサージ器として誕生した電マは、広範囲に強いバイブレーションを届けられるため、ピンポイントを探らなくても性器周辺に電マを当てているだけで感じてしまうという優れもの。肩こりほぐし用ですから、刺激もオナニー用に作られたものより強いということになります。自分のオナニーの仕方や特徴を考えて、ローターか電マか向いている方を、あるいはその日の体調や気分を考慮して選びましょう。長時間、電マをあてすぎて痛くなってしまった……なんてケースもありますから、くれぐれも使いすぎには注意です。
<恥骨周辺は骨盤の一部分なので、長時間の無理な体勢やバランスの悪い姿勢で負担がかかり、それが痛みにつながることもあるとか。電マの刺激はパワフルですから、長時間当て続ければ恥骨に負担はかかるでしょう。電マの仕様にもよりますが、まずは30分以上当てるのは避ける、強さを「弱」に設定して当てるなどの対処をして様子を見ることから始めてみてはいかがでしょうか。ただ、私も電マ愛用者だったのでわかるのですが、「弱」だといつまでたってもイケない……という歯がゆい状況になることもあり得ます。チカさんは30分以上電マオナニーをしているとのことなので、おそらく強い刺激に慣れており、「弱」では満足できない体になっているかもしれません>
(大根 蘭)