草食系やら絶食系なんて言われる日本人男子に比べたら、韓国人男子はたしかに積極的で肉食だ。でもだからって誰かれ構わずアプローチしまくるわけじゃない。イケそうな可能性がなければ、いくら肉食だって無駄な労力は使いたくなくて当然だ。
日韓恋愛系ブログをのぞいてみると、そこには韓国で暮らす日本人女子たちのモテエピソードがわんさかあふれている。
「クラブでモデル風の年下韓国ボーイに声をかけられちゃった♡」とか、
「居酒屋で隣の席に座った韓国人男子グループになんか気に入られちゃった」とか、
「そのうちのひとりから、毎日しつこく連絡が来て困るぅ~~♡」とか。
なるほど、それは事実かもしれない。でもちょっと待って! ブログでモテ自慢する日本人女子たちよ! ブログに肝心な、あのことが書いてないじゃないか! ちゃっかり省いているじゃないか!
……あんたたち、韓国人男子に向けて、最初に自分たちのほうからけっこうわかりやすーくアピールしてたよね? 愛想振りまいたり、カタコトの韓国語で話しかけたり、そうやってしっかりアピールしてたよね? それだから向こうも来たんじゃん! でしょでしょでしょ?
できればそこらへんのモテに繋げるための努力ってのも正直にブログに書いてほしいんだよなぁ。みなさんのブログを見て、日韓恋愛を夢見るたくさんの後輩のためにも(笑)。
あれだけガツガツしていればね…
韓国留学をきっかけに、韓国企業での就職が決まり、韓国で暮らして2年目になるアキナさん(35歳)。彼女のブログにも、韓国人男子から積極的に迫られたエピソードが満載だ。ブログを見るかぎり、カフェで、クラブで、居酒屋でと、アキナさんはいい寄られまくって、モテにモテまくっている様子だが……。
「あんだけ粉振りまいてれば、簡単に声を掛けてもらえるでしょ(笑)」
と話すのは、アキナさんと飲み仲間の日本人女性。ブログではたしか、アキナさんが彼女のことを親友、いや、「心友」と紹介していなかったっけ? その心友によると、アキナさんと一緒に居酒屋で飲んでいても、彼女は周りをチラチラ見てばっかりで、ぜんぜん落ち着かないのだとか。
「若い韓国人男子のグループを見つけると、あえて大声で日本語を話しはじめてアピールするんです。それで向こうが少しでも反応すれば、今度はトイレに行くふりをして、彼らの席の前を何度も何度も往き来する。そこで彼らから声が掛からなければ、次はカタコトの韓国語で『アンニョンハセヨ~』攻撃(笑)。そしたらだいたいの人は返事してくれるでしょ。そこから彼らと一緒に飲むケースもあれば、返事をしてもらっただけで終わりのケースだってあります」
それでも次の日のブログには……、
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