2016年は幕張メッセで10万人規模の史上最大のビジュアル系音楽フェス「VISUAL JAPAN SUMMIT 2016」が開催され、近年勢いが衰えてきたV系シーンに多大な影響を与えた。そして今年2017年は、偶然にも大物V系バンドがそれぞれメモリアルイヤーを迎え、さらにV系が熱くなりそうな予感がしている。
まずはX JAPAN。本来は16年に予定されていたが、ギターのPATAの体調不良によって延期された、およそ20年ぶりのオリジナルアルバムの発売、ロックの聖地イギリス・ウェンブリーアリーナでの公演が今年行われる。「アルバム発売するする詐欺」でお馴染みの(?)YOSHIKIだが、ウェンブリーでのライブはアルバム発売記念公演となる予定なのでさすがに発売されるだろう。ただ、ここ数年間ずっと、ほぼアルバムは完成している! 発売する! と宣言しておきながら結局してこなかったのでまだ油断はできない。
次はLUNA SEA。今年はメジャーデビュー25年目ということで、結成記念日の5月29日に日本武道館でアニバーサリーライブを行う。なお曜日はド平日の月曜日。無茶な日程にも関わらず、相変わらず万単位の動員が見込めるのはさすがといったところか。また、16年12月のさいたまスーパーアリーナでのライブのMCではRYUICHIが観客に「どうみんな、LUNA SEAがフェスに出てもいい?」と聞いていたことから、何か大きなオファーを受けている可能性がある。LUNA SEAがフェスに出ることなど以前は考えられなかったが、15年に「LUNATIC FEST.」を主催、16年に「VISUAL JAPAN SUMMIT 2016」に出演と最近流れが変わりつつある。17年に何かしらのフェスに出ることも、十分に期待できる。
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