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お笑い界も浸食するチケット転売問題に激怒、出品者に直接文句を言った芸人たち

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 チケット転売についてガツンと言いたいタレントは多いだろう。しかし「怒っている姿を見せる」ということもイメージが大切なタレントにとっては致命的になりかねず、彼らの立場は強いとはいえない。ただ芸人はアイドルやミュージシャンに比べれば、好感度を意識せず立ち回れる業種でもある。水田は「こんなつぶやきしたくないんやけどね、我慢できんのよ。これで嫌いになる人が増えてもしょうがないのよ」と、自分の言動でファンが離れる可能性があると認識したうえで、それでも抗議をした。また、あくまで“自分のわがまま”として「満席だと思って空席があったら気が散るから嫌」「自分の仕事に自分が認めたくないものが関わるのが嫌」と明言した。

 組織的な買占めをおこなう転売屋によって、正式にチケットを購入してライブに行きたいファンにチケットが行き渡らない現状を、アーティスト側は売憂えている。前述のように、ファンがたとえ高値でもライブチケットを入手したい気持ちはわかる。だが定価より高額で売買されても、アーティストやスタッフに利益は還元されず、転売業者を利するだけだ。だが転売業者も違法行為をおこなっているわけではなく、正当な取引をしているに過ぎない。経済学的にも、高い価値を持つ“プラチナチケット”を正規価格より上の値段で売買することは間違いとはされない。冒頭のチケット転売反対声明に対して、チケット転売業者チケットストリート社長の西山圭氏は、ブログで反論し、『弊社チケットストリートによるチケットの再販・二次流通は、アーティストや主催者と対立・敵対するものではありません。ましてや「音楽の未来を奪う」ものであるはずがなく、むしろ「音楽の未来を拓く」ものであると考えています』と宣言している。この問題の落としどころとして、最前列やアリーナ席などプラチナ化しやすい座席のチケットは5万円でも10万円でも、転売された場合につり上がる金額に近い価格で最初から売り出すことなどが提案されているが、解決への道のりはまだ長くかかるかもしれない。

(ボンゾ)

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