最近のソウルのクラブには日本人女子が大挙押し寄せているが、そのアグレッシブさと言ったらもうすごいのなんの! 韓国人の男であれば誰彼構わず声をかけまくり、あの手この手でモノにしようとするその攻めっぷり、ハンパないッス。「そんなの一部の女だけだろ?」って思うでしょ。いえいえ、これがほんッとーに多くて、週末のクラブに行けば狩人モードで韓国人男子を追いかける日本人女子の姿をイヤってほど目にすることができる。
韓国人男子と仲よくなりたくてクラブに来たくせに、声をかけてもらうのを気取って待ってる女より、個人的には狩人女のほうに俄然、面白みを感じるものの、でもここは言葉の通じない外国。韓国人男子と盛り上がるのは勝手だけど、その後とんでもなく恐ろしい目に遭った女の子たちも少なくない。
韓国に1カ月の語学留学でやって来た23歳のユイ(仮名)さん。実は彼女、集団レイプすれすれの……いや、あれはもう確実にそう言ってもいいレベルの、恐ろしい事件に巻きこまれたのだが、本人はまったくそんな意識はなし。オープンカフェでお茶しながら、ものすごくカワイイ声で「びっくりしたの~」と教えてくれた話、これがかなりの内容だった。
韓国に来て3日目、韓国語がほとんどできないユイさんはひとりカンナムのクラブへ。日本でもクラブには行ったことがあるが、ひとりで行くのは韓国が初めて。この1カ月は語学の勉強よりも、韓国人男子と仲よくなることのほうがユイさんの最大の目的なので、「クラブに行くのが手っ取り早いと思った」と話す。
クラブに着いてすぐ、そこそこイケメンの韓国人男子を発見。ユイさんは手を振りながら彼に近づき、自分の携帯電話を差し出して「チング! チング!」と叫んだそう。チングとは韓国語で「友だち」のこと。
「彼と仲よくなりたかったから、『あなたの番号を教えて』という意味で、携帯片手にチング、チングって叫んだんだけど、彼は意味が分からなかったみたい(笑)。でも笑いながらカタコトの日本語で『ニホンジンデスカ? カワイイデスネ』とか言ってくれて、ほかにもいろいろ韓国語で話しかけられたけど、何言ってるのかさっぱり分かんないから適当に笑って答えた」
ユイさんいわく「彼とはすぐに意気投合した」そうだが、いわゆる言葉じゃなくてフィーリングってやつなのか。この後、彼の提案でふたりは外に出ることになったはいいけど、ここらへんのやりとりは「GO!」とか「OK?」みたいな簡単すぎる英語で行われたらしい。
彼の名前すら知らない
「彼の車に乗ってホテルに行くんだと思ったけど、なかなかホテルに着かなくて、30分ぐらいは走ってたと思う。夜だからどこを走ってるのかもよく分かんなかったなぁ。でも、韓国でドライブするの初めてだったからうれしくて。運転しながら彼が私の体を触ってきたり、キスしてきたりしたの」
とユイさん。……えっ、言葉の通じない国で、それも真夜中に女ひとり、知り合ったばかりの男の車に乗ったの? どこに連れて行かれるのかも分からないのに、本当に怖くなかったの? これに対しユイさんは、
「そう言われると、たしかに怖いかも(笑)。でもあの時は何にも考えてなかったから。私もホテルに行きたかったし」
と笑うだけ。で、車を走らせようやく着いた先は、ユイさんが期待していたホテルではなく、誰かの家。「彼の家だったのかな? よく分かんなかったけど、とにかく彼に付いて家の中に入ったら、彼の友だちが3人いたの」。ここまで話を聞いて、この後ものすごく怖い展開になるんじゃないかと身構えたが、ユイさんの表情はすこぶる明るい。「ねぇ、聞いて聞いて~!」といったノリで、話の続きを教えてくれた。
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