1日放送の『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)第三話。前回、香(榮倉奈々)は元カレ・涼ちゃん(平岡祐太)と、倫子(吉高由里子)は憎きイケメンモデル・KEY(坂口健太郎)とそれぞれ流れでヤっちゃって、自分に言い訳しまくっていました。幼稚な思考に憤りを覚え、正直もう見たくなかったんですけど、見てよかった。切なすぎて、つらすぎるんですよ、主人公たちが。そして、それぞれが奮闘する姿に心がえぐられます。
第三話の主役は小雪(大島優子)。お店の買い出し中にじゃがいもを落として丸井良男(田中圭)と出会います。毎度、本ドラマのキャスティング力には頭が下がります。ぴったり!! そんな丸井のコートがじゃがいもを拾った際に汚れてしまい、洗うために呑んべえへ連れて帰ることに。そこで見せた子犬のような笑顔やおでんの食べ方、「美味しい」の言い方など、丸井のすべてが小雪のドストライクだったのです。その上、丸井の口から「小雪さんは綺麗」「キリッとしていてタイプ」なんて言葉が飛び出すので、小雪のボルテージは急上昇。とはいえ、その日の丸井は「明日も必ず来ます」と言って去りました。
翌日。丸井は結局現れず、小雪が肩を落として暖簾をしまおうとしていたその時、「間に合わなかったか~」と走って現れました。「約束したから」と、頑張って来てくれたとのこと。そんな大人だけど無邪気で、礼儀正しいけど人懐っこい丸井を見て「こういう男に私は弱い」とキュンキュンしちゃった小雪は、2人で洒落たバーへ飲みに行きました。
小雪がさらっと「私、丸井さんの顔が好きみたいで、見てて飽きないんです」と伝えると、丸井は「困ったな~。好きになってもいいですか?」「あいや、もうなってるかも。僕、結婚してますけど、いいですか? 妻とは別居中ですが」と一気にビックリすることを言いました。そして「嘘つく気も、隠すつもりもありません」と言う丸井を、小雪は「正直に言うだけこの人は誠実だ。本当のことを言った上で選択権を与えてくれる優しい人だ」と捉え、「自分のことをしっかりした大人の女だって思い込んでたけど、どうやらそうではないらしい」と不倫関係を了承しました。思い込んでいるのは、「丸井は誠実で優しい人」という部分なんですけどね。