汚料理研究家?
園山自身が以前太っており、豆を使ってダイエットを行ったという過去があるためか、料理にも豆が多用されているのだが、その見た目がまた衝撃的。先の、菜の花の写真がアップされている記事の後半には「食パンと海苔とチーズがあとすこーしだけいます。よって 菜の花のピンチヒッターに、グリンピースを抜擢しました。」とあるのだが、半分に切られた食パンのうえにびっしりと、縦4×横8=32個ものグリンピースを並べて焼いたとおぼしき料理が写っている。また目玉焼きの白身の部分に豆を乗せて焼いてみたり、手巻き寿司に入れてみたり、豆を並べて「祝」などの文字を作ってみたり(でも豆が足りず違う文字になっていた)……と、その豆の使い方も食べやすさや見た目といった大人の常識に縛られない独自の発想が存分に発揮されているようだ。
しかしこういった園山の独自色の強い料理は、“まずそう”とネットで大きく騒がれ、園山といえば“汚料理”というイメージが広まった。料理を撮影する際に、床と思われる場所に直置きしているのでは、という声もあり、そのイメージはますます強固に。
今年2月に閉店となった割烹「園山」についても、事前にフェイスブックでそれを告知していたが、「つい先日までは、更新して店を続けようと思っていたのですが、一昨日、ふと、自分の人生のテーマに、『更新』という文字が見当たらなかったことに気づいたのと、最高のお客様と、最高のスタッフのままで、有終の美を飾りたいと思い、誰にも相談せず、即、契約解約届を大家さんに送りました」と、真意のよくわからない告知文だったため、“結局契約更新しなかっただけでは?”といった声や“ほんとよく7年ももったよね”といった声が多く見られた。そういえば実際に筆者の周りでひとりだけ「園山」に行ったことのある人がいるが、「店の場所がわかりづらくて迷った。店に着くまでにものすごく狭い路地を通らなきゃいけなくて、男だったら肩の辺りが路地のブロック塀でこすれそう。料理は別にどうってことないのにすごく高くついて、もう二度と行かない」と話していた。
料理研究家でありながら“汚料理”などというイメージがすっかり定着したうえ、経営していた割烹も閉店となって、表舞台から消えるかと思いきや、今年9月にきんつば屋「豆園」をオープン。この際、冒頭に記したように、着物を左前に着るという大失態をおかし(もしかして炎上狙い?)これまた大騒動に。しかしそれ以降はそのきんつば屋の評判も全く聞かず、ブログを見ても食べ歩きした店の料理写真が載っているばかり。普通のOLのブログのようだ。果たして「豆園」は流行っているのか? 筆者はきんつばを買いに行ってみることにした。