セックスの定番「正常位」とは
セックスの体位で、1番よく知られている「正常位」。女性は仰向けで寝そべりM字開脚状態、男性がペニスを挿入して自分の手で体重を支えながら腰を振る、というのが基本的な正常位セックスです。挿入しながらキスしやすい点や、覆いかぶさって抱き合えば密着度も高まるため女性にも人気の体位かと思います。男性も両手両足で自分の体重を支えることができるので、比較的動きやすい体位のようです。
個人的には、セックスの際、男女が抱き合った正常位の姿勢から女性が男性の腰に足を回し、ちんこが抜けないように固定しちゃう体位「だいしゅきホールド」が大好きです。
彼の腰に足を巻きつける体位「だいしゅきホールド」は短時間にするべき理由
もともとは、掲示板サイト2ちゃんねるで生まれた言葉のようですが、2015年頃から一般にも浸透するようになっていったとか。私自身、いつも自然にしていた体勢が「だいしゅきホールド」だったとは、2017年に入ってはじめて知りました。別名「カニバサミ」や「中出し固め」ともいわれているようです。彼に対して、ガッチリと両手両足で抱きつくこの姿勢は男性からすると、女性から求められている感、欲しがる感を強く受ける仕草で嬉しいようです。
ただ、男性の腰周りを固定することになるので、正常位の際は当然、腰を動かしづらくなってしまいます。ピストンをしたい場合は、ちょっとしんどい体勢かもしれませんので、あまりホールドしすぎないように気をつけてください。もうひとつの注意点は、「射精直前にはしないこと」。コンドームをつけていれば問題ないですが、つけ忘れた状態でイッちゃいそうっ! というときに腰をホールドされているとちんこが抜けなくなってしまいます。これが「中出し固め」とも呼ばれる由来なんでしょうね。
「痛いセックス」になりがちな正常位
正常位で腰を振る。単純な体勢だけに、挿入してからの角度や突き方、テンポなど、腰を動かす男性側に細かいテクニックが要求される体位だと思っています。私が個人的に気持ちいいセックスだったな~……と今でも思い出すのは、正常位で相性抜群だった時だったりします。自分のマンコの形状や彼のちんこの太さ&長さも含めての相性、ですけどね。
しかし残念なことに、正常位のセックスについて「挿入してズンズン突きまくれ!」としか理解していない男性がいることも事実。「激しいセックス」というのは、繊細で濃厚な気持ちのいいセックスの総称であり、ズコバコズコバコー! な強く突くことではないと思うんですが……。激しくむさぼったり、突いたりすることで女性が快感を覚えて喜ぶと思っている男性は、AVの見すぎです。
激しい手マン、合わないチンコ…「痛いセックス」から卒業したい!
この記事で紹介されていますが、痛くて苦痛な理由として挙がっているのが、「激しすぎる手マン」、「強すぎるおっぱいへの愛撫」、「男性のチンコと自分のマンコがあまりにもフィットしない場合、とてつもなく痛い」……わかりますよ、わかりますよ~。こうした超刺激系セックスの蔓延って、女性の要望を全然聞かない男性、もしくは心優しい女性たちが注意できずに放置していた結果なんでしょうか。
激しすぎる手マンによって膣内が傷つく可能性だって大いにあるし、おっぱいを力ずくで揉んだり、やみくもにチュッパチュッパされたら、乳腺の炎症とか乳首伸びちゃう問題とか弊害が出てきます。痛いだけで気持ちよくないから、せっかくキスで濡れかけたマンコだって乾いちゃって余計痛い……なんて、セックスが嫌いになっちゃいますね。もちろん相性もあるとは思いますが、挿入の凹凸が最初はフィットしていなくても、突き方やスピードなどで痛みは軽減され快感に変化していくことがあります。だから、ただ腰を振ればいいというモノではないんです。
しかしですね、密室で裸で男性と向き合っている状態で、女性が「痛い、やめて、無理」あるいは「こんなふうにして」等と伝えるのって勇気がいるものです。密室でマンツーマンだという事実にふと気付き、いきなり恐くなったりもしますよね。だから要望を伝えられないとか注文できないという女性の声があるのは、仕方ないかもしれません。けれどある程度付き合いの長い彼だったり、信頼関係が出来ている場合は、ちゃんと伝えるほうがお互いのために良いはずです。たとえば、できるだけ穏便かつエロい雰囲気で、たとえば彼の指に手を添えて「ゆっくりなぞるようにしたら気持ちいいかなぁ~」と一緒に手を動かしてみるとか、代案を提示して、改善の方向へ持っていくのはどうでしょうか。そして賢者タイムになってから、あるいはデート前後のLINEで「生理前の張ってるオッパイは、ちょっと触っただけでも、激痛なんだぞっ!」と教えてさしあげてください。
ところで、挿入する時だけではなく、男性から受ける愛撫・クンニのときも正常位と同じような「仰向けM字開脚」体勢になる女性が多いのではないでしょうか。女性としては比較的ラクチンな体勢ではありますが、実は正常位の体勢でのクンニがしんどい男性もいるようです。
正常位クンニの体勢、ツライと嘆く男子続出! 長く愛撫してもらうために、クンニ対策を考える
ベッドで横になって……キスから徐々に愛撫の手や唇が下に移動してクンニへ、という流れがオーソドックスですが、これだと女性は枕に頭をのせ仰向けになってM字開脚状態。一方の男性は女性の両脚の間に腹這いの体勢で顔をうずめる状態で、実はベッドから少し足がはみ出してしまうので、結構キツイと思っている男性が多いようです。
キツイからって早々に切り上げられちゃったらイヤですよね~。でも自分の体勢は変えたくない! という方は、腰の下に枕やクッションを入れるといいみたいです。こうしてマンコの位置が上がることで舐めやすくなり、男性の体勢も相当ラクになるようです。もしくは、女性がベッドの縁の方に移動して、男性はベッドから降りて膝立ちの状態でクンニというのも、腹這いより断然ラクな姿勢になりますね。
正常位で挿入してから、フリーの手はどうする?
正常位では、男女ともに両手はフリーな状態。みなさんどうしているのでしょうか?「手を繋ぐ」、いいですねえ。下にいる女性は、手をパーにした状態で顔の横あたりに置いていて、彼はその手に自分の手を重ねてピストンをしている……といった感じでしょうね。お互いの体を触れ合うことは、とても重要だと思います。足は広げたまま、両手はシーツや枕を掴んでいるだけじゃ、相手男性はちょっと寂しさが残ってしまうかもしれません。
正常位のように、女性が受け身体勢のときこそ、空いている両手・両足で触れる部分を増やしたり、彼のお尻をモミモミしながら、女性側も腰をくねらせるなど動いてみましょう。自分が1番感じる角度を探しててみたり、膣の奥の方へくるように押したりしてみてください。気持ちよすぎて、色々触る余裕がない! という方は、相手の首に腕を回してキスしてみることからはじめてみましょう。求められた彼もまた興奮してくるのではないでしょうか。
「女性が好きな体位」では常に上位の正常位。どんな受け身体勢があるのか、AV作品から研究してみてはいかがでしょう。
<DMM.comでは、男性向け作品から、女性好みのシーンのみを切り取った作品が多数独占配信されています。その中から今回は『見つめて感じる正常位vol.1』という、選りすぐりの“正常位シーン”のみを集めた作品集をご紹介☆>
(大根 蘭)