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『東京タラレバ娘』アラサー女は勝手に逃げることも許されないのか?/第五話レビュー

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『東京タラレバ娘』公式HPより

『東京タラレバ娘』公式HPより

 WEBサイト『ザテレビジョン』(KADOKAWA )の「視聴熱ランキング」(SNSや独自調査を合算し、今熱い番組、人物、言葉を集計したもの)ドラマ部門において、2月10日に1位を記録した『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)。15日放送の第5話の視聴率も11.5%と前回より0.1ポイント上昇し、11%台をキープしたまま折り返し地点に突入です。

 今回は山村紅葉扮する占い師に、3人揃って男関係の現状をすべて言い当てられ、ズタボロになるシーンから始まりました。「いつも高級アイスを食べてる男でも、たまーに昔好きだった棒付きアイスが食べたくなる」と都合の良い女の域を越えてると指摘された香(榮倉奈々)、「あんたみたいにしっかりしてそうな女ほど引っかかる」と不倫解消を促された小雪(大島優子)、「男運も金運も完全に切れてる!」と恋も仕事も失っていることに気づかされた倫子(吉高由里子)。あれ? 先週の温泉で、香と小雪は「吹っ切るぞー!」って意気込んでませんでしたっけ? まあ、一応今回の香は涼ちゃん(平岡祐太)から延々届くLINEを未読スルーし続け(涼ちゃんの根性というかスルーに傷つかない鈍感力もすごい)、小雪も丸井(田中圭)の着信を無視したりと、どうにかシャットアウトしています。

 ひとりだけ何の解決策もない倫子は途方に暮れていました。しかし、見た目は高スペック、趣味は倫子と同じく映画とお酒というバーテンダー・奥田(速水もこみち)に出会い「運命の出会いキタ!!!」と一瞬で惹かれます。トントン拍子でデートが決まり、向こうから告白されてお付き合いをスタートさせました。

 というのも、倫子はめちゃめちゃ弱っていたのです。

 その数日前のこと。早坂さんから突然『恋するシーズン』の脚本家が倒れ、数名の脚本家の中からコンペ形式でピンチヒッターを探すことになったと連絡が入ります。仕事のない倫子はもちろん引き受け、夜なべして必死に頑張るのですが、あえなく落選。

 さらに、まだ結果がわからない段階でKEY(坂口健太郎)に遭遇した際、自分の書いた脚本に自信のあった倫子は「ピンチはチャンスですから♪」とルンルン。そんな倫子に、案の定KEYは釘を刺すんです。

「でもピンチヒッターが空振りしたら、二度とチャンスは回ってこないんじゃない? むしろチャンスはピンチかも」

 そこで早坂さんから落選の電話が入ったわけです。「アンタの言うことはいつも正論。でも知ってる? 正論って人を傷つけることもあるんだよ」と泣きながらサンドイッチを頬張る倫子に、さすがのKEYも「ごめん」と謝って去るのですが、ともかくここまで倫子はズタボロだったわけなんです。

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