2月20日放送の『あさイチ』(NHK総合)で、V6・井ノ原快彦(40)がいじめ問題について熱く語るシーンがあった。
番組で取り扱われたのは「いじめ後遺症」。子どもの時にうけたいじめの記憶を、大人になってもトラウマとして引きずり続けてしまうというものだ。この問題は同月6日の『あさイチ』でも取り扱っており、今回は反響編として「いじめ後遺症」の対処法を取り上げていた。
6日の放送で井ノ原は、いじめ被害者に対して大人が「あんたにも悪いところがあったんじゃない?」と諭すことについて、「これはありえない」「いじめる奴が絶対悪い」とばっさり切り捨てていた。また親が子ども同士の問題に介入することについては強く支持し、「これは喧嘩じゃないんだから(両成敗ではない)」と言い切っていた。いじめを断罪する井ノ原の姿に勇気をもらった視聴者は多かったようで、放送後、twitterでは井ノ原を絶賛する声が数多く見られた。
20日の放送でも、井ノ原は大人の対応について疑問を投げかける。中学時代に、同級生から理由もわからないまま無視され続けるいじめを受けた20代の女性が、当時、親から「あんたがいけないことしちゃったんじゃないの?」と言われたという事例が紹介されると、井ノ原は「どんな原因があろうと全員で個人を無視していいわけがない」と主張。そして、大人が子どもをいじめることこそ、最も怖いものだと言った。井ノ原は6日の放送でも「虐待も一種のいじめ」と指摘し、「いじめ後遺症」と同じような作用を持つ可能性を述べ、大人の責任を追及していた。
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