4人は原宿・竹下通りで流行りの店を巡ったのだが、超巨大な綿飴を提供する「TOTTI CANDY FACTORY」に来ると、できあがっていくピンク色の綿飴を見て剛が「ちょっと今おっぱいみたい」と、またしても下世話なジャブを打つ。橋本がこれに苦笑いしていると、光一は「ホンマやー!」とわざとらしく被せて「ここがオレのSexy Zone~♪」とまたも熱唱。たまらず佐藤が「そういう時に歌ううたじゃないです」と注意。視聴者は「キンキがコンビでまたもセクハラ」「ノリノリで下ネタ言いまくるおじさん2人がカワイイ」と微笑ましく受け止めているようなのだが、たしかにキンキでなければ、そしてゲストが後輩の佐藤という関係性がなければNGなギリギリ案件だ。
最後はギターが欲しいという橋本のために楽器店を訪れた一行。ギターが弾けない橋本に、光一は橋本の指を掴んで弦を抑える場所を教えてあげ、剛は橋本のギターの音色に合わせて即興で歌を歌ってみせるなど文字通り手取り足取りのサポート。この光景に佐藤は「光一くんにギター教わって、剛くんに歌ってもらうなんて後輩じゃありえないですよ!!」と大興奮の表情を見せた。
キンキ→橋本の神対応は続き、なんと1時間も店で橋本のギター選びに付き合った。「橋本環奈になりたい」「光一くんは橋本環奈が好きなの? ゲストが若い女の子だとホントに嬉しそうだよね」「光一さんに指を誘導され、剛さんがその音に合わせて歌って、勝利くんがそれを見守る橋本環奈マジヤバい」とファンの嫉妬がピークに達したところで番組は終了。もう30分も続ければ橋本のTwitterが炎上しそうなほどキンキ2人の親切ぶりが目に付いた終盤であった。ただ前半はセクハラ対応だったため、後半の神対応は相殺ともいえるが。
ちなみに映画『ハルチカ』の原作は“青春ミステリ”とジャンル分けされている小説のため、映画が「吹キュンラブストーリー」なんて宣伝されていることに原作ファンからは「恋愛映画にされてしまっていて悲しい」「完全に別物」といった嘆きの声が上がっている。だが佐藤、橋本のファンのみならず、観客からはおおむね好評で、良質な青春映画に仕上がっていると評価が高い。量産されている少女マンガ原作の学生恋愛モノとは異なる作品ゆえ、敬遠していては勿体ない。気になる人は劇場に足を運んでみるといいだろう。
(ゼップ)
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