――最近だといつセックスしたんですか?
サトル 二日前にしました。
――全然レスじゃないじゃないですか!
まこ ダメ、私は1日5回を毎日したい。
――1日5回はやっぱり時間的に無理では。現実的なラインで考えたら週何回が妥当だと思います?
まこ 1日5回は週に2回くらいあったらいいかな。他の日は1回でいいや。
サトル ちょっと……面倒くさいし、疲れてる時もあるんで。
まこ 面倒くさいのは私もわかる気がするんですよ、ヤッたあとにお風呂に入らなきゃいけないじゃないですか。あれが面倒くさいから、私も面倒くさいって思うときあるし。
――コンドームってつけてます?
まこ コンドームは絶対つけます。1回つけないで……友達と飲んで泥酔して帰って、その時にゴムつけないでしちゃったことあるんですけど、ナマでも別に感覚は変わらなくないですか?
――どっちでも気持ちいいなら絶対つけたほうがいいですね。基本、まこさんが押し倒す感じなんですか?
まこ まずチューから始まるんですど。そっからベッドに押し倒して。そういうことするとやっぱり勃つじゃないですか。「ほら、勃ってるじゃん♪」みたいな。
サトル 馬鹿にされてるんですよね。気持ち悪いからそれやめてって言ってんですけど。
――サトルさんはどういう風にしたいんですか?
サトル 理想はないんですけど「早く、私を犯しなさいよ」みたいなことを言いはじめるんですよ。マジ、気持ち悪いから。
まこ 昔お父さんが隠し持ってたAVのセリフで「もっと私をイジめてよ」ってセリフがあって面白かったから、軽くジョークのつもりで。
サトル それを毎晩やらなくていいから。そのセリフだけは避けてほしいな。
まこ でも、先生プレイ好きだよね。
サトル それもアナタでしょ。音楽の先生になりきるんです。
まこ 「もう他の生徒が来ちゃうわよ~」とか言って。
――すごいしゃべるんですね。
サトル うるさいんですよ。
まこ 私、めっちゃしゃべるんで、エッチのとき。急に思い出して、エッチと関係ない「そういえば店長がこの間さぁ~」みたいな話することある。
性欲格差カップル
――お2人はすごい仲良くお付き合いしてるんですけど、未来のことも考えたりしてますか?
サトル それなりに。
――それなりにというと?
まこ 私はずっと一緒にいたいです。好きなんで。大げさかもしれないけど、サトルくんに出会わなかったら……こんなに好きになれる人はいないんじゃないかと思う。
――いつかは誰かと結婚したいとか、そういうこと自体思ってない人もいるじゃないですか。
まこ 私、そうだったんですよ。むしろ結婚願望が全くなくて。でもサトルくんと出会って意識するようになった。焦ったりはしていないし結婚っていうワードは出さないようにしてるけど、子供が欲しいとか。赤ちゃんはもともと好きなんですけど。でも、自分たちの子供を見てみたい、とか思い始めて。貯金も少しずつしてます。
――サトルさんは?
サトル いずれかは結婚したいとは思いますね。
――まこさんのご実家に挨拶に行かれたんですよね?
まこ サトルくんの写真とか動画とか送ったら、お母さんが大ファンになっちゃって。イケメンだぁ~って。親孝行の気持ちもあって、お母さんを喜ばせてあげたくなって。サトルくんに美味しいお刺身も食べさせてあげたいとか思ったし。実家に帰ったらお母さん、めちゃくちゃ喜んでて。サトルくんに、お母さん、足が悪いんで手を繋いであげてっていったら、すごい喜んでたよね。すごい嬉しそうで。
――実家に泊まったんですか?
サトル 1週間。
――1週間もいたの!?
まこ これ、多分使ったほうが面白い話なんですけど。1階に両親がいて、2階で私たちはせっせと騎乗位をしてたんですよ。そんなに音は立ててなかったんで。イキそうだなと思って、イク、イクのイのところで、お母さんが「生きてるの~?」って1階から叫んできて。それが昼の1時くらいまで私たちが降りてこなかったんで心配したみたいで。タイミング的にイクのイのところで、「生きてるの~」って。携帯見たらお母さんから数分前に「生きてるの?」ってメッセージきてて。それで応答がなかったから叫んだんですね。「生きてるよ~」って返したけど、そのあと、イクのに時間がかかったね。2人ともイキそうだったのに。
――実家ではどれくらい頻繁にヤッてたんですか?
まこ 私からおねだりして毎日ヤってました。毎日はしんどいよとか言われながら。
サトル しんどいですね。寝る前の晩にやるじゃないですか。翌朝がキツイんですよ。朝がキツイと1日キツくなるんですよ。カラダがダルくなるんですよ。
――それは射精したから?
サトル だと思います。昔、サッカーやってたとき後輩の男が「試合の前日にオナニーするとスタミナが落ちるんだけど、動きが早くなる」みたいな話をしたことがあって。瞬発力は上がるんだけどスタミナが落ちるっていう話なんですけど。それは俺も思ってて、仕事の前日の晩にセックスしたら、射精するから体力的にキツくなりますね。それが毎晩続くとキツイですね。僕は。
――もっと早い時間にやればいいのかな? 朝とか?
サトル 朝ヤッても昼過ぎにダルくなります。夕方5時からの仕事がダルくなる。
――セックスすると疲れちゃうのかぁ~大変ですね。
まこ 大変だよ。こっちは疲れないのに。
サトル 射精するから疲れるんだと思います。だから、翌日ゆっくり出来る日の晩ですよ、ベストは。それで頻度もせめて週に2~3回くらい以下じゃないと無理です。
――翌日ゆっくり出来る日が週に2回くらいはあるんですか?
まこ ちょっとバイトの量を減らしてもらってるんですよ。サトルくんのシフトを減らしてそこに私が入るんです。その分、サトルくんはちょっと休んで体力温存してもらって、バイト休んだ日は絶対にエッチしようって約束して。ただ時間があると男の人ってオナニーしちゃうじゃないですか。だからその日はオナニー禁止。
――オナニーを禁じられることについてはどう思ってるんですか?
サトル そもそもオナニーしてないんで、ウザイ。
――そんなにもともとオナニーをたくさんする人じゃない?
サトル そうですね。
――そうなんですって。
まこ なんか、性欲の違いがすごいよね。
サトル 知ってるよ。
――性欲格差カップルもいる、っていうことが面白いんだと思います。
まこ 性欲がひどすぎてどうしようみたいに思いますもん、私は。電車に乗りながらオナニーしますからね。電車の揺れでこう……あっ、みたいな。
――ノーハンドオナニーですか。すごい。
まこ そう、漫画でも描いたんですけど、貧乏ゆすりでオナニーっていうのがあって。
サトル そういうことやってるからどんどん性欲が溜まるんだよ。
まこ でも女の悦びじゃないですか、セックスって。
――でも、他の人とはしたくないわけですよね。
まこ 絶対イヤです。今は気持ち悪いと思う。好きな人が出来たら他の人に触られるのが気持ち悪いと思っちゃうんで。好きな人がいなかったら誰でもいいんですけど、ある程度顔がタイプだったら。でも好きな人がいたら他の男は気持ち悪くないですか?
――わかります。
まこ だからこそ、ツライんですよね。他で解消してたら嫉妬もしないし、オナニーも禁止しないし、どうぞ好きにしてくださいってなると思うんですけど。今はサトルくんとセックスがしたい、ってそれしかないんで。