指で愛撫
「耳を愛撫」と聞くと、耳の穴付近を責めるイメージが強いかもしれません。性感帯なのに意外とスルーしている人が多い場所、それが「耳の後ろ(裏側)」。この部分は耳の中ほど敏感すぎず、ほどよい刺激を与えることができます(洗い忘れの多い場所でもあるので、いつ撫でられてもいいように綺麗にしておきたいものです)。耳の後ろを撫でたら、耳の中で1番の性感スポットといわれている「耳殻(じかく)」を撫でます。そして、「耳たぶ」を優しく揉む……この流れが、指で行う耳愛撫です。
唇と舌先で責める
舌先では、指で愛撫した時と同じ「耳の裏」「耳殻」部分を舐めます。「耳たぶ」は舐めるも、甘噛みするも良し! 甘噛みは、唇で挟む(ハムハム)状態ですが、柔らかい耳たぶを唇で挟む、挟まれるのは何とも言えない気持ちいい感触が堪らんのです。そして、少しずつ内側にいきますが耳の内側はデリケートな部分なので、入口程度にしておきましょう。内側に侵入しすぎるのは、“気持ちいい”を越して、不快に感じてしまう方もいますからね。
耳のクリトリスをお忘れなく!
耳責めで忘れてはいけない部分「耳珠(じじゅ)」。
ここは、「耳のクリトリス」と呼ばれています。ここを舌先で舐めるわけですが、女性はクリトリスを舐められている感覚、男性は亀頭を舐められているような感覚を覚えるようです。責めなきゃ損!
注意点
耳責めが大好きな私でも、過去、耳責めで不快感を覚えたこともあります。何が原因だったのか……唾液の量です。私の場合、「ここは水中なのか?」ってほど、たくさんの唾液で耳の穴を塞がれました。これは私だけでなく、耳は濡れすぎると不快に感じる部分だそうです。さらに、耳の穴を塞いでしまうと、気圧の関係で痛みを伴う場合もありますから、くれぐれも唾液には気を付けてください。唾液たっぷりでレロレロされると「音」で興奮する方もいると思いますが、あくまでも舌の先で音を立てることが大事(大きすぎる音も、わざとらしくて引く可能性大)。
※クンニの時は唾液たっぷり出して、耳愛撫の時の唾液は飲み込みましょう。
相手が、耳責めが好きか不快に感じるかわからない時は、先に指責めを試してみると良いです。指責めに対して「くすぐったいっ♪」という反応であれば、耳責めで感じる可能性もアリ。でも「指はイイけど舌はイヤ」なケースだってもちろんありますから、耳責めして数回避けられたら諦めましょう。きちんと相手の反応を見ながら耳責めしてみてください。
個人的には、耳の穴を指で軽く塞いでキスをすると、塞がれた側は耳の奥の方で舌の音が響いてエロいからオススメ。さらに、舌先を使った耳責めはセックスの際中(挿入時)にやられると、感度が上昇する気がします。お試しください。
セックスでは快感を増すスパイスとして活躍してくれる耳。丁寧に耳掃除をして綺麗にしておかないと! 奥の耳クソを掻き出す必要はなく(見えないし)、目で見えている部分(入り口~外側)を濡らした綿棒やコットンなどで掃除しておけば大丈夫です。小指突っ込んでグリグリしてちゃダメですね。
(大根 蘭)
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