みなさんこんにちは、みほたんです。東京でお酒も出会いも楽しめると言われているのは恵比寿横丁ですが、関西では天満駅周辺なんじゃないかな、と睨んでいます。何だか賑わってる風なんですよね。というわけで、この春から新社会人になるのに「もう恋なんて……」が口癖化しているA ちゃんと、淡い期待を抱きながら大阪の天満に降り立ちました。
飲み屋街が連なるエリアをぶらぶらして、とりあえず一軒入り、二軒目へ……と移動していたのですが、特に誰からも声をかけられることなく、酒が進むばかり。唯一の接触といえば、チャラ男に突然路上ですれ違いざまに頭を触られたくらいで、何も良い思いは出来ませんでした。良い思いどころか不快な思いしてるよ! 天満が出会いスポットだなんて勘違いだったのかしら……なんて思いながら、同い年のIちゃんも合流して女子会がヒートアップしていきました。
学生生活を終えたばかりのAちゃんは、“今後ピュアな恋愛が出来ないのではないか”と考えているらしく、本日3回目、いや、ここ数カ月で何回聞いたかわからない「私はもう一生一人で生きていくんですよ!」と宣言していました。いやいや、今から社会に出るのに諦めるの早すぎるでしょ~と、これまた何度言ったかわからない言葉を返そうと思ったら、Iちゃんが「Aちゃんはまだ若いから! そんなこと言わないで! 私来月30なるから!!」とぶった切りました。
そうなんですよ! 30歳になるんですよ! 私も! 昔に比べて晩婚化で、多少年齢が引き上げられたとはいえ、私の中で「30歳」は大きな節目なわけですよ。別に30越えて独身の人を「やばいな」と思ってるわけじゃないですけど、いざ自分がその年齢になって「ひとり」を突き付けられると、「あれ? 今ひとりでこの先何とかなる保証ある? ヤバくない?」と思うよ!
AちゃんがIちゃんに「30歳になるまでに何がしたいですか?」と質問を投げると、1秒ほど考えて「彼氏欲しい……」と返ってきました。わかりますかね? この言葉のニュアンス! 20代前半に友達ののろけ話を聞きながら「いいな~! 私も彼氏欲しい~!」とキャピキャピ言っていたのとは違う、周りが結婚ラッシュの時に、自分にはどんな結婚相手がぴったりかな、どんな結婚生活したいかな、いや、まずは彼氏だな! と分析した時の「彼氏欲しい~」とも違う、周りと比べてとか、将来のことを考えて、とかじゃない、とにかく「今の自分」に彼氏が欲しいんですよ。
そりゃ、今付き合うなら結婚とかチラつきますけど、そんなことよりも「今の自分」「今の生活」に「彼氏」というエッセンスがあればどれほど華やぐだろうか、と。いや、華やがなくてもいい、「癒し」とか「ときめき」を求めている、ものすごくシンプルな感情の「彼氏欲しい」です。
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