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不動産広告だけではわからない! 内見で無駄足を踏まないために事前に確認しておくべき項目

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「女ひとり、家を買う。」Photo by Amanda B from Flickr

「女ひとり、家を買う。」Photo by Amanda B from Flickr

 不動産コンサルタントによる「バーチャル診断」を体験している“家を買い隊”。3人目はまりえさんです。

 彼女は掘り出し物件を求めて、居住地域を広げて物件探しをしています。ところが、郊外になるとひとり暮らしに適した間取りが少ないことに気がついたのだそう。購入後に間取りをリフォームすることも視野に入れつつ、ピックアップした物件を検討することになりました。

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まりえさん。36歳

【プロフィール】
東京都文京区の3階建て戸建の1階部分を賃貸。未婚。専門職派遣で、ライターとして大手ウェブ媒体の編集部に勤務。年収400万円ほど。

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川野武士さん

【プロフィール】
ホームインスペクター 一級建築士 住宅と公共建物の設計、監理の経験を経て建築コンサルタントに従事。住まいの計画前から設計中、施工中、完成後まで幅広い相談に対応。また、施工中の現場では運営状況の改善などのアドバイスを得意とし、これまでに受けた住まいに関する相談は、1,000件以上。状況に応じた的確なコンサルが好評を得ている。

【まりえさんの検討物件1】
所在地:JR総武線「新小岩」駅から徒歩10分
専有面積:約60㎡
築年数:43年
間取り:3DK(7帖のキッチンにそれぞれ6、4.5、8帖の居室 風呂・トイレ・洗面台別)
価格:1,900万円

まりえさん(以下、まりえ):予算が2,000万円ぐらいで、正直その範囲内だと都心では納得のいく部屋が見つからないんです。それで探す地域を千葉まで広げて、松戸、船橋、習志野もチェックしているのですが、あのあたりはひとり暮らし用の物件が少ないんですよね。私が希望する間取りは2LDKなのですが、もっと部屋数が多いのです。そこで総武線沿線でかつ都内の、新小岩をチェックすることにしました。見つけたのはこの物件なのですが……とはいえこちらも3DK。玄関の扉を開けるとすぐにキッチンがあるのが微妙なんです。

リフォームが必要かも…

川野武士さん(以下、川野):こうした、入ってすぐにダイニングキッチンがある間取りは、賃貸物件に多いですね。玄関がダイニングと兼用となり、また廊下もないため、面積が小さいわりに部屋が確保できるからです。しかしよくお料理をする女性で、来客を想定されているような方は、入ってすぐキッチンがある間取りを嫌います。購入してからリフォームすることもできますが、間取り変更となると数百万円は見ておいた方がよいでしょう。

まりえ:それだと予算オーバーです。私は片付けが苦手なので、ただでさえゴチャゴチャ見えるキッチンが玄関を入ってすぐの場所にあるのは、よくないかも。今は頻繁に料理をする習慣がないのですが、新居で暮らせば料理をしてみたくなるかもしれないし。せっかく買うなら夢が見られるような部屋がいいから、やっぱりこの物件を買う可能性はなさそうです……。

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