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38歳と偽り31歳年下のタイ人男性を囲った巨額詐欺容疑者・山辺節子62歳の「若すぎる声」

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 不法滞在で身柄を拘束された山辺容疑者だが、実は熊本県警が出資法違反容疑で国際手配していた人物であった。山辺容疑者は日本国内で<つなぎ融資の女王>と呼ばれており(実態はない)、その肩書きを信じ込んだ男性らに「有利な運用方法がある」として出資話を持ちかけ、合計で7億円もの大金を集めたあげくに所在不明となっていたというのだ。ではこの大金を山辺容疑者はいったい何に使っていたかというと……。なんとタイのパタヤビーチにあるホストクラブで出会った31歳年下のホストに入れあげ「夫婦として2年間暮らしてくれたら、1000万バーツ(約3200万円)を支払う」と交渉を持ちかけたというのである。男はこれを承知し、ふたりはタイに豪邸を建て仲良く暮らしていた。山辺容疑者は男性には自分を「名前はエリコで、年は38歳だ」と偽り、ひと月に6~8万円のお手当を渡していたのだとか。だがこの男性、一緒に旅行に行った際に山辺容疑者のパスポートを見たようで、実はとっくに実年齢を知っていたのだという。それでも日本のテレビ局のインタビューでは「優しかった」「可愛かった」と容疑者について語る交際男性。お金をくれるからそう言うのか、はたまたそこに愛が芽生えていたのか……真相はわからないが、年齢を知っていながら知らないふりを続ける男と、62歳で38歳だと偽り続ける女の金でつながる関係。なかなか切ないものがある。

 山辺容疑者は、タイ人男性に入れあげる前にはフィリピンで若い男性にビル一棟をプレゼントしたとされており、2015年には新宿のホストで豪遊していたことも明らかになっている。ちなみに新宿で名乗っていた名前もエリコで、年齢は42歳と話していたそうだ。彼女がホスト遊びで一晩に使った金は平均して100万円、多いときで400万円だったという。

 高校生の頃から男性関係が派手だったという山辺容疑者。ふたりの子供を持つバツイチで、離婚後はスナックを経営し、地元の名士と呼ばれる男性に次々と言い寄り手玉に取って大金を貢がせていたようだ。山辺容疑者を知る地元の人たちはインタビューでは男性も女性も口を揃えて、彼女の声と喋り方について語っていたのが印象的だった。なんでも声と発する言葉に色気があるらしいのである。ある年配の男性はこんな風に表現していた。「あんなふうに喋られるとどんな男もイチコロだ」――う~ん、そうか声と喋り方というのは実はとても重要なのだな、と筆者は自分の早口を深く反省した次第である。

 62歳になったいまでも、おそらく自分の見た目や若さを武器にして生きていた頃のことが忘れられずに、山辺容疑者の精神は30代で止まったまんまとなってしまっているに違いない。けれど現実はシビアで、昔と違い言い寄ってくる男性も少なくなってしまった。となると、お金に物を言わせて男性の気を引くしかない。そんな単純な動機で詐欺を仕掛けたとしたらあまりに短絡的だが……。タイを強制送還となった山辺容疑者は今日、4月19日に日本に帰国予定だ。帰国時はおそらく大勢の報道陣に取り囲まれることだろう。果たして彼女はどんな姿で日本に返ってくるのか。怖いもの見たさでまたチャンネルを合わせてしまいそうだ。

(エリザベス松本)

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るるぶフィリピン セブ島・マニラ(2017年版) (るるぶ情報版(海外))