たしかに意志を伝えるよりも、流されるほうがラクなときもあります。でもそれではオーガズムは得られない、とMIDORIさん。うん、まったくの受け身でオーガズムを“男性から与えられるもの”と思っているうちは、何をやってもイケそうにないな~。
棒きれよりも気持ちいい「セックストイ」
最後にMIDORIさんはラブグッズについても言及されました。
MIDORI「私たちは“セックストイ”と呼ぶんだけど、要はオモチャよね。小さな子って天才なの。自分が何を欲しいかはっきりいえる力を持っているし、上手に遊べるでしょう。ティーンエージャーになるとその力が弱まって、大人になるとすっかり忘れてしまう。セックストイはオモチャなんだから、子どもに戻った気分で楽しく遊べばいいだけ。
それなのに日本の男性は『俺がいるならトイはいらないだろ?』って言うそうね。バカよね~。私たち、サカナじゃないのよ(笑)。人は有史以来、道具を使ってきまいた。棒が1本あればそれで食べ物を探したり戦ったり、背中をかいたりしてきたんだから、中に挿入して気持ちよくなったっていいじゃない? 使うのが当たり前、使わないのはバカ。だっていまどきのバイブは、棒きれよりぜんぜん気持ちいいもの!」
力強いお言葉、いただきました! あ~、いろんな溜飲が下がる思い。ただその一方で、日本にはMIDORIさんのように、正論を圧倒的な説得力で発信し、女性をエンパワーしてくれるオピニオンリーダー的な存在が少ないことも痛感しました。若い世代からもじゃんじゃん出てきて、年上の私たちのことも元気にしてほしい……と他力本願マックスですが、日本が元気になるにはそれしかないと思うのです。MIDORIさん、ありがとうございました!