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彼氏にゴム装着を任せていいのか? 知っておきたいコンドームの使い方、避妊と性病予防

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 Photo by Victor from Flickr

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コンドームの付け方

コンビニで買える手軽な避妊具で、性感染症予防もできるのが「コンドーム」。価格もリーズナブルとあって、セックスしたいけど妊娠は望んでいないカップルにとって取っつきやすい避妊方法ですが、正しいステップで装着しないとセックス中に破けたりすることもあるので注意が必要です。

・コンドームはサイズの合ったものを選ぶ。またコンドームは摩擦や日光、防虫剤によって劣化しますので、保管や持ち運びの際はハードケースに入れておく。財布や化粧ポーチはNG。使用期限は守る。

・爪でコンドームを傷つけないように、装着前に爪は短く切っておく。

・男性はアンダーヘアを整えておく(毛を巻き込むと痛いので)。

・コンドームは、性器が接触する前(性感染症予防)・ペニスが勃起してから装着する。

・コンドームを取り出す時は、個別包装に入っているコンドームを端によせ、反対側の端を破って開封する。

・開封後は、コンドームの表裏を確認する。

・装着時の注意ポイントは「皮を全部剥き、亀頭部を露出させておく」

 

・コンドームを亀頭の上に置く。空気を入れないように注意する。先端が精液溜まりになっているコンドームの場合は、先端を軽く抑える。

 

・片手で包皮を抑え、もう片手でコンドームを下す

 

・コンドームを少し戻し、余った皮を露出させ、その皮とヘアを整え、あらためてコンドームを根本までゆっくり下す。

 

・射精後は、コンドームをしっかり抑えながら速やかに抜き出す。精液がこぼれないよう口を結んで捨てる。コンドームは「1個につき1回」。繰り返し使用はNG。

 

セックス時の避妊方法が「男性がコンドームを使う」のみだった場合、女性は避妊を男性任せにしていたり、あるいは口を挟みづらかったり……ということもあるかもしれません。しかし、妊娠可能性や性感染症の感染リスクを伴うのがセックスです。避妊方法はカップル内でしっかり共有することが大切です。

 

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コンドームの歴史

コンビニでもアマゾンでも手軽に入手できるコンドームですが、れっきとした医療機器であり薬事法では「管理医療機器」と定められています。

そんなコンドームが最初に誕生したのは、なんと今からおよそ5000年以上前、紀元前3000年頃といわれています。当時は、ヤギやブタの盲腸、膀胱が使われていました。避妊や性感染症予防のためではなく、陰茎を昆虫や熱帯病から陰茎を保護したり、セックスの小道具にしたり、また自身の地位のしるしという意味もあったそうです。コンドームに性病予防の目的が含まれるようになったのは、1564年。イタリアの解剖学者・ファロピウスが陰茎サック「リネン鞘」を開発したことがきっかけのようです。1600年代には牛の腸膜や魚の浮袋が使用されるようになりました。

1844年、欧米ではゴム技術が発達によってゴム製コンドームの原型が誕生しました。1874年(明治7年)には、避妊と性病予防を目的とした本格的なコンドームが誕生しました。

日本はというと、江戸時代はウミガメや水牛の角を男性の陰茎に被せていましたが、避妊ではなく遊興の要素が強かったそうです。1909年(明治42年)には日本初の国産コンドームが製造されましたが、品質はお粗末で、正しい使用法も周知されず、遊興目的で使うケースが多かったようです。その後「ハート美人」「敷島サック」などが販売されるようになりました。

そして1933年(昭和8年)、今からおよそ85年前の日本で、ラテックス製コンドームが誕生しました。現在の日本製コンドームの基礎といえる製品です。この頃の使用目的は性病予防がメインだったとのこと。

1948年に優生保護法が公布され、1950年(昭和25年)頃から避妊目的としたコンドーム需要が高まり、さらにその後、エイズウィルスの発見がきっかけでコンドームは避妊具だけでなく性病予防具として世界的に需要が高まっていきました。

1998年(平成10年)には、日本初のポリウレタン製コンドームが発売され、日本だけでなく世界各国でも愛用されています。時代とともに研究と改良を重ね続けた日本製コンドームは、現在「世界一」と呼ばれるまでになりました。

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コンドームの種類

ドラッグストアやディスカウントストアでは品揃え豊富、コンビニでも大抵3~4種類は置いてあるコンドーム。選びたい放題なのはいいですが、どれを選べばいいの? どこがどう違うの? と首を傾げてしまう方もいるでしょう。

実は、コンドームには、男性用と女性用が存在します。避妊方法としてすっかり定着している男性用コンドームは、勃起後のペニスに被せて使います。対して女性用コンドームは、女性器の膣壁から外陰部までを覆い、精液の侵入を防ぐしくみです。女性主体の避妊方法である女性用コンドームですが、装着がいささか難しく、価格も高めだったため日本ではあまり浸透せず、現在日本国内で製造しているメーカーはありません。通販などで輸入品の購入は可能ですが、日本人女性の体型にマッチしているとは限らないので注意が必要です。なお、摩擦を起こす恐れがあるため、男女両方のコンドーム装着はNGです。

では、日本で数多く製造・販売されている男性用コンドームにはどんな種類があるのでしょうか? もっとも注意すべきポイントは<素材>です。現在販売中の男性用コンドームの大半は、ラテックス製(天然ゴム)、もしくはポリウレタン製となっています。

ラテックス製は、薄さ0.03mmほどです。柔らかくしなやかで伸びがよいのでフィット感があります。ただしゴムの臭いが強く、またラテックスアレルギーの方は使用できないので、あらかじめパートナーに確認する必要があります。低価格で購入できますが、品質劣化が早いので使用期限は短めです(5年)。

ポリウレタン製は、薄さ0.02mmほどですが、近年は0.01mmとより薄い商品が開発されヒットしました(サガミ)。熱伝導率が高いので体温が伝わりやすくぬくもりが感じられ、またゴムの臭いがせず、アレルギーの人も安心して使えるのも魅力です。ただし商品によってはごわつきが生じることもあります。価格は高め(ラテックス製)で、使用期限は長めです(10年)。

日本ではここ数年薄いコンドームであるポリウレタン製に注目が集まっていましたが、世界規模で見るとラテックス製使用90%と、ラテックス製の浸透率はかなり高いようです。

素材に加えて、良いにおいがする、精液溜まりに潤滑ゼリーが塗布されている、刺激を感じやすいようつぶつぶ加工が施されているなど、実にバリエーション豊富な男性用コンドーム。思わずジャケ買いしたくなりそうですが、まずはサイズ・素材をお忘れなく☆

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