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無敵の全能感がスゴイ!剛力彩芽の可能性を感じさせる座頭市タップ/『女囚セブン』第二話レビュー

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『女囚セブン』オフィシャルサイトより

『女囚セブン』オフィシャルサイトより

 毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系で放送中の金曜ナイトドラマ『女囚セブン』。先週放送した初回の平均視聴率は7.5%(ビデオリサーチ調べ/カント地区)。ゴールデンタイム・プライムタイムともに、各局の春ドラマがいまひとつ視聴率が奮わない状況を考えると、金曜深夜帯でこの数字はいいスタートを切れたのではないでしょうか。

 冤罪にも関わらず、“芸妓殺しの芸妓”として懲役5年の刑で『花園刑務所』に収監された琴音(剛力彩芽)。恒例の新人イジメを淡々と交わし、初日から隣でフォローしてくれたはずの奈津(安達祐実)が実はイジメの張本人だという素性を暴くなど早くも琴音は“ただものじゃない”頭角を現します。まだ2話ではありますが、女囚のパターンが見えてきました。

*毎週、琴音を陥れようとするも、逆に琴音に化けの皮を剥がされる女囚メンバー

*基本的にストーリーを進行していくのは奈津(安達祐実)

*ラスト10分で琴音(剛力彩芽)がまくし立て、猛攻撃

*琴音は、相手を散々叩きのめしたあとに、相手に寄り添うような言葉を投げる“落として上げる”方式で、最終的に心の救済をする

*「罪は犯す奴が悪いんやない。犯させる奴が悪いんどす」が決め台詞

おそらくあと4~5話はこのパターンで進んでいきそうです。

第1話:剛力彩芽が強すぎる芸妓、セーラー服でも違和感なしの安達祐実も怖い

タップダンスもできちゃう琴音

 運動会・文化祭・花見・バレーボール大会・盆踊り・のど自慢大会と、1年を通して、頻繁にイベントが行われている花園刑務所。今回は『第一回ダンスイベント』が開催されます。部屋対抗のダンス大会の情報を伝える奈津(安達祐実)に興味ねぇし」と言い放つ琴音以外の6人ですが、言葉とは裏腹、すでにやる気マンマン。「昔からスポットライトを浴びることには慣れている。男たちが放っとかない。だって私、夜の匠だもの」とセンターに名乗りでたのは自称・日舞の名取「エロ女」こと桜子(平岩紙)。この桜子が今回、黒幕から「仮釈放の道も近くなるかも」をエサに琴音に近づく指示を受けています。

 披露するダンスのジャンルで揉めながらも、なんとか一致団結し、休み時間や掃除中、食事を運ぶ最中もダンスの練習に励む7人。もちろん琴音も無表情でダンスの練習。やはり基本、無言キャラなのですね。

 ダンス大会当日。視察がてらスペシャルゲストとして客席にいるのは、あからさまな悪人感が滲みでる法務大臣・内藤裕次郎(高嶋政伸)です。怪演に期待! 琴音は、舞台の袖から内藤を意味ありげに睨んでますし、内藤もダンスをする琴音のことを意味ありげに見つめているので、ただならぬ因縁があることは確実。黒幕臭スゴすぎです。

 曲が途中で止まってしまうトラブルに見舞われるも、琴音がうますぎるタップダンスをアドリブで繋げたこともあり、優勝を手にした女囚セブン。優勝者として感想を聞かれた琴音は「うちは、この塀の中で最後まで戦いますえ」と、唐突に監視カメラを取り出しました。刑務所内のあらゆる天井に設置されている監視カメラに気付いてるどすえアピール、オラオラかかってこいよ的な挑発! みるみる表情が変わる内藤、そしてベテラン刑務官の女性・百目鬼幸子(宍戸美和公)。さらに<あの女、監視カメラに気づいていました。確実に何か掴んでいます>と英文で誰かが誰かにメール送信。琴音はどんだけ重要人物なんでしょうか。

 一方、見事に優勝したにもかかわらず、トイレの個室では桜子がひとり泣いています。琴音がアドリブで踊ったときの客席の盛り上がりが今日イチだったこと、内藤がトロフィーを渡したのはセンターである自分ではなく琴音だったことを思い出して、悔しさがこみ上げているのです。すると、扉をノックする音とともに、足元にナイフが滑りこんできました。Oh、そのままYOU琴音をヤッちゃいなよって? 唆したのが誰なのかはわかりませんが、まんまと桜子はナイフを忍ばせて、琴音を呼び出します。やってきた琴音が「今日は優勝させてもろうて、ほんまにおおきに」と一礼、頭を上げると……きました! ラスト10分の2人きりの空間。怒涛の琴音節、炸裂の時間です!

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