夫には「自分からセックスは求めない」というポリシーが。
――現在は単身赴任されている旦那様との夫婦仲はいかがなんでしょうか。
「いまは京都と神戸で距離的には近いので、旦那さんは週末ごとに帰って来ます。でも晩御飯が終わって、午後8時過ぎには私も子供も自分の部屋に籠っちゃうんですけどね。旦那さんは遅くまでリビングでビール飲んでるみたいですけど……誰ともあんまり会話しない、こんな状態でも帰ってきたいんだなぁとちょっと不思議。でも仲が悪いわけでもないし、離婚を考えたりはしていません。年を重ねたらもう少し歩み寄れるかもしれないな、と漠然と考えてます」
――お子さんの普段の様子や今後のことなど、たまに帰ってきた旦那様とは話すことはたくさんあるように思うのですが……。
「うちの夫婦、会話は昔からあんまりないんです。子供のことも、私がひとりで決めるので。相談しても解決に導くような話ができる人ではないので、そこは求めないようにしてるんです。もう諦めたって感じかな」
――最初に10年以上セックスレスと教えていただきましたが、旦那さんはこの状況をどう思っていらっしゃるのかが気になります。
「笑っちゃうんですけどね、旦那さんは『俺は自分からはセックスを求めない』というポリシーを持っているらしいんです」
――ええ~っ、なんですか、そのポリシー(笑)。面白すぎる(笑)
「なんでそういう話になったのかは、忘れたんですけど(笑)。きっぱりとそう宣言されたことがあるんです。その宣言通り、向こうから迫られたことはないです。でもまだ彼は42歳ですし、当然セックスに興味はあるんです。AVは見てるし、その昔初めて私がパソコンを買ったときには、こっそり使って検索していたみたいで。ある日私が検索履歴を見たら<クンニ>ってあって。あ、勝手に検索してると(笑)」
――あ~(笑)その言葉をいれて画像や動画を検索したんでしょうね、きっと。それについてはコメントしました?
「人のパソコンで何検索してんねん!って即ツッコミました(笑)。だから彼はセックスに興味がないわけじゃないんです。恥ずかしい話ですけど、浮気もありましたし」
――旦那様が浮気を?
「もう5年以上前の話で、いまは思い出したくもないので詳しくは話しませんけど。でも発覚したときは旦那さんから慰謝料として100万円ブン取ってやりました」
――え? 相手の女性からではなく、旦那さまからお金を?
「そうです。子供がいるから離婚する気はなかったんですけど、精神的苦痛を受けたからお金で解決してもらいました」
――セックスレスとはいえ、万理乃さんも嫉妬心が湧き出たかと……。
「嫉妬心というよりも……私を騙そうとするな、騙せると思うなよっていう腹立たしさでしょうか。子供に対して申し訳ないという気持ちにはならないのか、とも思いました」
――もしも旦那様が突然、万理乃さんにセックスを求めてきたらどうします?
「無理! 絶対に無理です! 感覚としては兄弟とセックスするというぐらいに無理です。たとえものすごく泥酔していたとしてもできない。そもそもふたりめを作る時もホントに旦那さんとセックスするのがイヤでイヤで。でも子供が欲しいから、お酒の力を借りてなんとか頑張りました。泥酔してたんですけど、キスとか前戯なんていらない、やめてとそこはさりげなく拒否って(笑)」
――とにかく子種だけください、と。
「まさにそんな感じですね~。一度ね、やっぱり旦那さんも私のそういう思いに気がついたのか、どうしても勃たないこともあったなぁ」
――万理乃さんはいまもセックスしたいなって思うことは一切ない?
「若いうちに悔いが残らないぐらいにセックスしたんで、もういまはいらないです」
――他の人としてみたいな、と思うことも?
「ないです。このまま死んでいくんだろうな、とは思いますけど。別にそれでもいいかな。夢の中で嵐の大野君に抱きしめられたことがあるんですけど(笑)夢だけで充分幸せです」