オーディション番組が大流行りの韓国では、それを母体に、次から次へとアイドルグループが量産されます。現在進行形で盛り上がっているのが「プロデュース101 シーズン2」! アイドル事務所の練習生を101人集めて、最終的に11人を選抜し、デビューさせようという寸法です。
「シーズン1は女性で、今回は男性アイドルです。101人って多すぎると感じますが、ふるいにかけていくのでその過程も楽しめるし、101人もいれば自分の好みの男性も絶対にいるため全国的な話題もさらえる。だから、一応のヒットは確実視されます。
で、参加しているのは複数の芸能事務所から集められた、デビューのチャンスがなかった人たち。ピンでは勝負できずにくすぶっていた人たちで、なかには一度デビューして失敗し、冷や飯を食わされた人もいます。冷蔵庫のなかの、干からびる寸前の余り物をぜ~んぶ集めて煮込んだというか、炒飯にしたというか……そういう番組をイメージしてもらったらわかりやすいと思いますよ」(韓流雑誌編集者)
参加者のなかで一番の有名どころはNU’EST(ニューイースト)という現役アイドルのメンバーですが、日本デビューしたものの鳴かず飛ばず。弟分のSEVENTEENは正式デビュー前にアリーナクラスでライブを行うほどに成長し、大きく水をあけられている状態ですから、恥も外聞もなくイチから出直すってことなのでしょう。
101人のなかには問題児も多数
かつて所属したグループでは“顔出しNG”だったという悲しい過去を持つウォンチョルもエントリーしています。前グループのA6Pはメンバー全員が樽美酒研二(ゴールデンボンバー)風マスクをしてステージに立ち、歌いながら、ひとりずつマスクをとっていくのですが、最後までマスクをつけていたのが彼。事務所は彼に顔出しの許可を出さず、このオーディションでやっと顔を出せたと話題です。
さて問題は、「人数が多ければいい」ってもんじゃないってこと。分母が増えれば、そのぶん素行や性格の悪いメンバーが紛れ込んていても不思議ではありません。
「101人でスタートとなっていますが、開始前から脱落したメンバーもいます。たとえば、被害者から、小中時代のいじめを暴露されたジョンヨンは早々に辞退しています。開始前には青唐辛子を食べながら自己紹介する映像をアップしていますが、そのときから『この子、やばいでしょ』と思っていました。唐辛子を食べることで、自分の意志の固さをアピールしたかったとのことですが、モゴモゴ言いながら話しているので、何をいってるのかサッパリわからない……それくらいのこともわからないオツムの弱い子だから、番組的にも辞退は妥当だったと思いますよ」(前述編集者)
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