カラダ・美容

おっぱいが歌う、ブラジャー、傷跡の公開…乳がん検診をすすめる様々な方法

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Photo by Maria Morri from Flickr

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 先日、配信された衝撃的な動画が話題を呼んでいます。なぜなら、おっぱいが歌うのです。タイトルは「EVERYBODY LOVES BOOBS.(みんなおっぱいが大好き)」

 Youtube

Youtubeより

 年齢も性別も、肌の色や国籍も様々なおっぱいシンガーたちが歌ったり、ラッパを吹いたりもしています。ご覧のとおり乳房が顔、目や鼻はなく乳首の部分が口になっているため、違和感を感じます。歌の内容はというと、 「みんなおっぱい、好きだよね」 「そう、みんなおっぱいに恋してる」 それほどおっぱいが大好きなことを伝えたいのか~と思いながら見ていると、こんな歌詞(セリフ)が出てきます。 「そんなことないよ……、唯一おっぱいのことを嫌いなやつもいるんだ」 「そう、それは“ガン”よ」

 映像には、乳がんによって乳房を切除した女性のおっぱいが「ガンだけがおっぱいを嫌っている」と歌います。最後、9人に1人は乳がんを患う可能性があることと、<おっぱいが大好きなあなたへ。身の回りの大切な人を守る為に寄付を>とメッセージを伝えます。

 実はこの作品は、乳がん早期発見の啓蒙活動を行うアルゼンチンのチャリティ団体・「 MACMA 」が、配信した映像。同団体は、昨年アップした「#ManBoobs4Boobs」と題した動画も、世界の広告業界から注目を浴びました。乳がんの触診の説明動画のため、シャツのボタンを外していく女性。しかし、裸になると乳房はFacebookとInstagramのアイコンで隠されます。

 Youtubeより

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 今度は、ぽっちゃり体型の男性が豊満おっぱいをあらわにして、画面にフェードインしてきます。うしろから女性の手が伸び、その男性のおっぱいを触りながら触診の説明をしています。

 Youtubeより

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 乳首を隠したり男性のおっぱいに切り替えていたのには理由があります。Youtubeを含めたSNSでは、女性の乳首を出すことは検閲に引っかかってしまいます(男性はOKなのに!)。SNSの検閲を皮肉りながら、自分で乳がんチェックをするやり方を教える動画なのです。

半分だけのブラジャー

 続いては、ブラジルの大手ショッピングモールが“乳がんの予防検診”を訴求するために実施したキャンペーン。ランジェリーショップには、<乳がんの予防に自ら検診に通いましょう!>というタグとともに、半分にカットされたブラジャーが置かれました。

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「乳がんになると乳房を切り落とすことになりかねない。予防検診をきちんと受けましょう」という意味を持っています。

おっぱいにカメラを仕込んで……

 動画アップから1週間で200万回以上再生されたのは、ギリシャにあるダイエット食品を取り扱う会社「ネスレフィットネス」が、乳がん啓発キャンペーンの一環で製作した動画。内容は、おっぱいに小型カメラを忍ばせた女性がロンドンの街を歩き、「一体、どれくらいの人がおっぱいを見ているか」という検証をするというものです。電車内・カフェのレジ・エレベーター・道中……およそ1分間の映像に編集されていますが、38人もの男女がチラ見する視線を捉えました(38人目は、鏡に映ったカメラをつけた女性自身)。

 Youtubeより

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 最後に記されたのは「あなたが最後に自分の胸を見たのは、いつですか?」人の胸は見ているけど(他人からは見られているけど)、意外と自分の胸はあまり見ていないな、と気付かされる内容です。セルフチェックをしましょう、ということですね。

乳房を切除したハリウッド女優

 ハリウッド女優であるアニエラ・マックギネスさん。32歳のとき(現在34歳)、乳ガンを患い治療のために左右両方の乳房を切除。無事にガン細胞をとり除いた彼女は、「生き残るために犠牲にしないといけないこともある。そういった意思を真面目に、でもユーモアを持って多くの人に伝えたい」と、乳がん予防の啓発を促す「My Breast Choice」というプロジェクトをはじめます。内容は、自身を被写体にして、手術後の胸を写真におさめること。

「 My Breast Choice 」HPより

My Breast Choice 」HPより

乳がんの治療で髪の毛が抜け落ちてしまったことを利用して、マネキンになりきっている1枚。

「 My Breast Choice」HPより

My Breast Choice」HPより

彼女に支給された人工乳首もコミカルに表現。

 「乳房を失うことが不安で不安で仕方がないと思うの。でも、切除することを、そんなに悲観する必要はない、って言い続けたい」と Youtubeでも伝えています。彼女の勇気ある行動は、世界中で賞賛を浴びました。

 現在、日本人女性の乳がん患者数は増加傾向にあり、乳がんで亡くなる女性は、2015年で13,584人。35年前(1980年)の4,141人と比べて、3倍以上にもなっています。残念なことですが、30歳から64歳では死亡原因のトップになっています(厚生労働省HPより)

 ただ、近年は個別化医療も進み、それぞれに合わせた治療法の選択ができるようになっています。早期に発見すれば治る確立の高い疾患で、そのためには検診が欠かせません。まだ受けたことがないという方は、この機会に検診を受けてみましょう。

大根 蘭

365日中365日、24時間中およそ8時間ほどエロいことを考えて生きている女でございます。

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