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自称「不細工すぎる孤独な男性」トピで垣間見た、男の価値観

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Photo by Danni Atherton  from Flickr

Photo by Danni Atherton from Flickr

  ママ友との関係を相談する非常識ママ、婚活に励むアラフィフ実家住み女の悩み、息子の嫁の非常識を嘆く非常識姑、夫婦の不和の相談……小町はここ数年、こうしたトピが主流のようだ。さすがにウォッチしていて「またこの手のトピがランクインか……」など、ひとりごちることもある。たまには毛色の違うトピも読みたい。そんなとき筆者は「男性から発信するトピ」をよくチェックする。今回、そんな流れで見つけた、ほっこりトピを紹介したい。文章が上手くて釣りの臭いが濃厚だが、たまには釣られてみたくもなるのだ。

せめて「気持ち悪い扱い」されない男になるには

  金曜の夜というのに一人自宅にいる、という書き出しから始まるこのトピの主は33歳、彼女どころか女友達すらいない歴=年齢の中年童貞。

 「自他ともに認める不細工です。電車で私の隣が空席ということはしょっちゅうです。新幹線で隣になった女性が、車掌にお金を払って移動したこともありました。混んでいる電車で私が立ち上がったあとも、男性か年配の女性しか座りません。仕事でメモを回すと女性からは『メールで送ってください』といわれます」

  ホントかよ、とここでまず突っ込みを入れたくなるところだが、まあとにかくトピ主は不細工なのだという。ところが両親のビジュアルは普通でそれどころか母親は美人の類らしい。その母親譲りの大きな二重の目にびっしりまつげが生えているのだが、その上の額から頭頂の髪はほとんどない。そして同じく母親譲りの白い肌と、細い顎には、3時間ごとにそらないと顔が青黒くなる髭が生え、細すぎる顎のため歯並びはガタガタ。ひょろひょろの体、身長はぎりぎり160cm。

 「食が細く、酒や食べ物への執着も薄いうえに、運動神経は変によくてジムに行ってもインストラクターいわく『体の使い方がうますぎて負荷にならない』らしく筋肉がつきません」

  ここでもホントかよ、の突っ込みをいれたくなるところだが先に進もう。トピ主は自分の見た目が一般的に劣っていることは分かっていたため、必死に勉強し『士のつく職業』に就いて、資格でそれなりの企業に勤めている。飲み会やコンパに誘われたことがないので、お金に余裕はある。なので衣類にお金はかけることができるのだが「何を試着しても、オーダースーツを着ても貧相ななで肩がすべて台無しにします。店員が一生懸命フォローしてくれるのが申し訳ないレベルです」という。

  結婚相談所に登録したこともあるが、条件のみの掲載のときは申し込みがあっても、顔画像で断られ、会うまでに至らないということが続きやめてしまった。そんなトピ主はこう嘆く。

「女友達が欲しいとか贅沢は言いません。ただ露骨に避けられたり、近い年齢の男から気の毒そうな顔をされるのがつらいのです」

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ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

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