――一徹さんもファンイベントをやる予定はありますか?
「さっそく6月に新宿ロフトプラスワンでイベントをやる予定です(6月24日「一徹、イベント始めるってよ」)。イベントでは近況報告をしたり、ファンの方と直接おしゃべりしたりしようかと。イベントをやってほしいって声はたくさんあったんです。ツッキーは専属卒業してからずっとイベントをやっているんですが、『ツッキーは本当にファン想いだね』って声があって。ツッキー“は”って! じゃあ僕は? って寂しさを覚えて、じゃあ僕もやってみようかなと」
――でもそういったイベントを含め、これからは自分でどうにかしていかないといけないんですよね。
「自分でやっていこうと思っています。SILK LABOの方がマネジメントやプロデュースしてくれていた部分をこれからは自分で。どういう感じで関係を結んでいこうかなっていう模索の時期ですね」
――ファンからしても、これから一徹さん出演作の情報収集が難しくなりそうです。男性向けAVは本数が多いですし、女優の名前しかクレジットされませんし。
「僕も自分でやろうと思っていますけど、アーカイブでまとめてくださってるファンの方がいらっしゃいますよ」
――さすが!
「でも申し訳ないな思う部分もあって。コンプリート欲があるファンの方もいらっしゃるじゃないですか。本数が増えると、どうしたらいいのかなって」
――誰それちゃんのデビュー作を「一徹さんが出ているから」とファンが買い続ける可能性があると。
「それってどうなのかなって。ファンの方々の顔が見えるぶん、なんだか申し訳ない気持ちになっちゃって」
――そんなに買わなくてもいいんだよと。でも欲しいから買っているんですもんね……。
「さっきの『テニミュ』の話じゃないですけど、そのファンの人たちって大変じゃないのかなって。演者が判断することではないのかわからないですけど。今ってDVDが売れないから、どうしてもイベントや物販で稼がないといけなくなってしまっていて、どうなんだろうって……」
――でも一徹さんは薄給といわれる2.5次元俳優さんと違って、作品に出ればその都度お金をもらえるし、物販とかもしないでも大丈夫じゃないかなと。
「実は、最近ちょいちょいグッズを作りましょうというオファーが来ているんですよ。サプリだとか、パンツだとか、張り型だとか……」
――専属でなくなったから、そういった依頼は殺到しそうです。
「今はフリーだから、その辺の方向性を自分で選ばないといけないのが、正直悩みどころです」