金に困った田中が取った手段は、女の子とセックスして相手からお金をもらうという方法だったとA子さんは証言している。ときには「誰かやれる女いる?」とセックスの相手をA子さんに尋ねることも。その聞き方では、ただ性の捌け口を探していただけのようにも受け取れるが、売春前提で彼と関係を持ちたがる女性は少なくない数いたのだろうか? さらには、ジャニーズ事務所の後輩を紹介するから紹介料として自分にお金を払うように、という話を持ちかけてきたこともあったそうだ。そのやりとりもLINE画面のスクショが掲載されており、紹介料「5万」で話がついたようである。田中は男娼生活で借金を返済していたのか。
また、同誌に掲載された画像の中でひときわ目につくのは、田中の局部写真であろう。筆者はこの写真を見た瞬間には「出た、出た! 出ました!」と思わず笑ってしまった。というのも、田中がジャニーズ事務所を契約解除となった理由は複数あるといわれているが、そのうちのひとつが局部画像の流出であったとされているからだ。かつて関係があった女性に自分の勃起局部写真を送りつけていたとされており、その写真はネット上に多数流出した。股間にズームアップした写真であっても、下腹部のタトゥーが田中のそれと一致しているため、本人のものだろうと断定する向きが強かった。その局部にはパールが埋め込まれていたとの話も広まった。
今回A子さんは「局部写真が送りつけられてきたのは1度や2度ではない」と証言しており、田中には自らの局部を撮影しそれを誇示する性癖があるようだ。「かなりのS気質で<俺の所有物になる為にお前は産まれてきたんだよ>など高圧的なメッセージ」を多く送っていたという田中だが、本当は自分に自身がなかったのかもしれない。同誌に掲載された写真にはもちろんモザイクがかかっているが、それでもたぶんサイズとしては大きいんだろうな、とぼんやりとわかる。自信のなさを隠すかのようにその局部を露出した写真をわざわざ送りつけたり、高圧的なメッセージで相手を縛りつけようとしたり、カラダを武器にして稼ごうと必至な姿は、かつてジャニーズで輝いていた頃を知るファンの同情すら誘うだろう。
もちろんA子さんの証言がすべて本物であるかどうかはわからない。LINEのスクショ画像に関しても、実際の文脈は違うものだったかもしれない。けれど、田中が今回の逮捕で、ますます身動きの取れない泥沼に自ら入り込んでしまったことは事実だ。現在、渋谷区のマンションで同棲中だったという女性(元タレントで振り付け師であるらしい)も警察で事情を聴かれているという。田中の逮捕でINKTは全国ツアー中であったにも関わらず、現在活動を停止せざるを得ない状態となった。芸能活動をしている田中の二人の弟の今後にも影響が出るかもしれない。いずれ田中は釈放されるが、その後どうやって借金返済や生活費を捻出していくのか、彼ひとりがすべてを背負わなくてはいけないのか。家族が支えになるのか。本来ならば、メンタル面も含めてケアが必要な状態ではないだろうか。
(エリザベス松本)
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