ドラマビジュアルの綾野剛がエロい、というだけで『フランケンシュタインの恋』(日本テレビ系)のレビュー担当を名乗り出たんですけど、すけべな下心で楽しもうとしたことにバチが当たったのでしょうか。5日放送の第7話は、ひたすらに綾野剛が可哀相な回でした。
先週、昔から大好きだったラジオに出演し、人気者となった研さん(綾野剛)ですが、MCの十勝(山内圭哉)に「俺から言わせたら虚しいねん!」と罵倒されました。すると、同席していた継実(二階堂ふみ)、稲庭先輩(柳楽優弥)、天草(新井浩文)の前で黒いキノコ菌を放出。菌まみれの研さんの手を十勝が触ってしまい、その場で倒れてしまいます。
これを機に、天草は鶴丸教授(柄本明)から研さんの正体をすべて聞き、「これ以上、研さんを見世物にしないでくれ」と頼まれたにも関わらず、「自分のクビをかけてでも連れてこい」というプロデューサーの指示により、研さんを公開生放送に招集します。しかし、研さんがステージに上がるとMCの大宮(水沢エレナ)は突然「あなた(=研さん)が十勝さんを倒したんでしょ?」「あなたがやったんでしょ!?」と激しく詰め寄り、研さんが立ち上がって何か返答しようとすると、天草が両手を広げて大宮を庇う体勢に。それを見た研さんは泣きそうな顔で「天草さん違います。僕は何もしません、何もしません……」と白いキノコ菌を放出! 研さんは、悲鳴をあげるお客さんたちの脇を通り抜けて会場から逃げ去るのでした。その後も白いキノコ菌放出が止まらない研さんは、街を逃げ回っても通りすがりから好奇の目を向けられ続けるのですが……。
大宮が研さんを攻撃し始めたことには突拍子もなさすぎて驚きましたし、天草も保身に走ったことはしょうがないとしても、もう少し研さんを守らないとダメじゃないですか。現実的に考えて、研さんが覚醒したら大惨事になることくらいわかるでしょう。自分たちの番組でしょ!! そして何より継実。研さんは、自分の身体の構造を鶴丸教授に聞いたため、当初、生放送に出演するか悩んでいたんです。それでも、「ラジオが好きなら出ればいいんです」「私は研さんの一番のファンですから」なんて言って、研さんの肩にぴとっと頭を乗せる継実。研さんは、この助言で出演することを決めたんですよ。なのに、稲庭先輩と一緒に会場に駆けつけたにも関わらず、大宮に責められても、キノコ菌を放出しても、観客席から涙目&困り顔で見つめるだけ。いやいや、始まる前から不安要素だらけなんだから、ステージ脇のマネージャーポジションで待機してるとか、ステージ上に駆けつけるとか、もっと早く助けられたでしょうが!! 言葉では「私が守ります」とか言うくせに、この女は肝心な時にいっつも何もしない! 研さんがこの女のどこに惚れているのか本当に謎!!!
1 2