だが40、50代の女性がセックスをする・したいと思うことはなにもおかしなことではない。2013年にコンドームを製造販売するメーカー「相模ゴム工業株式会社」が日本人のセックスについてWEB上で14,100名にアンケートをとったところ、「セックスレスだと思う」と回答した40代女性の37.5%、50代女性の24.9%が「もっとセックスをしたい」と回答している。
また「セックスをしたくない」と思う理由について「性欲が無い」と答えた女性の割合は、20代が一番多く、60代が一番低いという結果が出ている。しかし高齢女性は「年齢的にもういい」と決め込んで、セックスをしたくないと思っているとのことだった。
高齢男性のセックス、たとえば明石家さんま(61)がお盛んであっても誰も驚きはしないし「アウト」ではないだろう。一方で今回の『アウト×デラックス』の他にも、大久保佳代子(46)やいとうあさこ(47)など中年女性(かついわゆる“美魔女”でもない層)が性的欲求を示すと笑いものにされるケースはテレビで多々見受けられる。こうして高齢の女性が性欲を持つことが恥ずかしいこと、という価値観が植えつけられるのはおかしくないだろうか。
矛盾するようだが週刊誌では「死ぬまでセックス」という高齢男性向けのセックス特集が人気を博し、「同世代の妻とのセックス」を真剣に考える企画もあった。セックスは男女どちらにとっても、若い一時期(生殖可能な時期)だけに許される特別な行為ではなく、人生を通じて楽しめる行為である。若者や美男美女だけのものではない。
(ボンゾ)
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