連載

子宮とちんぽをジャストミート計画のため、出会い系に登録して気づいたこと

【この記事のキーワード】
子宮にちんぽが届くまで

果たしてちんぽは届くのか。イラスト/大和彩

「女は子宮で考える」ーーこんなことをしたり顔で語る男を信用しちゃいけないぜ、お嬢さん。俺は夢子の子宮として何十年も生きたんだ。信用してもらっていい。女は、脳で考える生き物だ。

*   *   *

 よう、また会ったな。子宮だ。前回までに夢子が「子宮とちんぽをジャストミート計画」を立てたものの、まだセックスできていないとこまで語ったよな。セックスに至ってないのにはいろんな理由があるが、その最たるものはこれだ、

なにもアクションを起こしていない!!!

 家に引きこもっているだけで異性と出会えると思うか? 自室でぼーっとしているところに知らないイケメンが入ってきてみろ。それは出会いなんかじゃない。ただの強盗だ。

 では、ここまでのPDCAをおさらいしてみよう。

Plan(計画):
・男性女性双方の視点から、子宮摘出手術前と後とで性的興奮に違いがあるか検証する
・手術前にセックスする。男性に感覚を覚えていてもらう。自分もどう感じたか覚えておく
・術後、再度同じ男性とセックスする。子宮がなくなったけど感じは変わったか? を男性に聞き、自分の体感も違うかを検証する

Do(実行):
・棚ぼた的に機会がめぐってきたらセックスする。

ついに夢子が、動いた!

 だが夢子は、このPlanDoではセックスできなかった。したがって以下が導きだせる。

Check(評価):
・夢子にかぎっては、棚ぼた的にセックスはできない
・「こんな突拍子もないことできない!」という夢子の自意識が邪魔をして行動できない

 そこで改善案、Actの出番だ。

Act(改善)
・自意識を克服するために無意識の領域に働きかける

 オレはあくまでも子宮。女は子宮で考えるわけじゃないから思考を司ることはできない。だが夢子の無意識に影響を及ぼすくらいならできる。

 ある午前中、夢子はふとパソコンの画面に目をやり、驚いた。インターネットの婚活サイト経由で男性からのメールがぞくぞくと送られてきていたのだ。その数およそ10件。

(私、こんなサイトに登録したっけ……? )

1 2 3

大和彩

米国の大学と美大を卒業後、日本で会社員に。しかし会社の倒産やリストラなどで次々職を失い貧困に陥いる。その状況をリアルタイムで発信したブログがきっかけとなり2013年6月より「messy」にて執筆活動を始める。著書『失職女子。 ~私がリストラされてから、生活保護を受給するまで(WAVE出版)』。現在はうつ、子宮内膜症、腫瘍、腰痛など闘病中。好きな食べ物は、熱いお茶。

『失職女子。 ~私がリストラされてから、生活保護を受給するまで(WAVE出版)』

オタクだけの婚活サイトで運命の人を見つけました (コミックエッセイ)