でもラブホテルの前でウジウジしている男女って、端から見るとかなりアホらしい図だろうなって思ったし、そして、もうなんだかクソ面倒くさかったので(こういうところが私の本当にダメなところなんですけど)、とりあえずホテルに入っちゃいました。
「もう部屋に入ったらほぼすることは確定だなあ~。あ~あ」と思っていると、シュンスケはま~た判断を私に委ねるんですよね。セックスするか・しないかの判断を!! 「俺は~別にしなくても良いけど、カゴメちゃんがしたいなら」「嫌だったらいいよ」って。どこまでも卑怯なんだ。まあでもこういうのって、不倫じゃなければ恋愛の駆け引きみたいで楽しんだろうけど(多分)。でも、個人的にはセックスがしたいなら、ストレートに言ってくれって気分です。彼が既婚者って知っているから、その駆け引きみたいなのに付き合うのクソ面倒くさいですし。
まあ結局なし崩し的な感じでエッチしちゃうんですけどね~。あ、でもコンドーム着けるか・着けないかの判断は、さすがに私任せではなく、ちゃんと自分で装着していましたよ。そのあたりは良識があるようです。まあ、不倫相手が妊娠とか泥沼でしかありませんしね。
情事が終わったあとは、一緒にお風呂に入ったのですが、無香料のボディーソープを選んで身体を洗っている姿がなんだか面白くって。風俗嬢のお友達から聞いた、「結婚している客はせっけんの匂いを気にする人がいるから、無香料のボディーソープで洗う」って話のまんまだな~って。
これで毎回のように身体を求められたら、彼は私のこと本番できるデリヘル嬢扱いしているんだなって思えたんですが、「したい気持ちはあるけど、毎回はダメ」って、なにもせず帰る日もあるんですよね。彼は、多忙な日常から解放されるために不倫(恋愛のときめき込み)をしている節を感じるんですが、やっぱりどこか良心が痛むのか、はたまたただの小心者なのか、どこか一歩踏み込めていない感じがします(まあ、それはそれで助かるんですが)。
でもやっぱり来るんですよね。「癒やして」ってLINEが。お願いだから、セックスしたいなら「エッチしよ」ってストレートに言ってくれ。もしかすると女性がドン引きしないように「癒やして」って言葉に言い換えているだけかも知れませんけど、正直面倒くさいです。もう、私はシュンスケとはしないだろうなあ。
1 2