後日、記者はベンガルにも直撃取材を敢行。こちらもやはり夫婦が別居中であることは「もう10年ぐらい」とあっさりと認めたものの、朝加との不倫について、しかも妻がその件を認めるコメントをしたと聞かされると、急にしどろもどろとなったようだ。「仲がいい、それだけです」「不倫はしてないです」と言って去って行ったという。なお、双方の所属事務所は共に不倫を否定している。
長く別居状態にあり、夫は不倫を否定しつつも妻と別れたがっている――渦中の人、松居一代の主張と近いパターンである。かたやメディアを巻き込み名誉棄損と捉えられかねないプライバシーまでも赤裸々に垂れ流し続けて大騒ぎ。かたや残された家でひっそりと住み続け、夫が他の女と会っていることに「ご自由に」「ご勝手に」と言いつつも、離婚に対しては首を縦にふらない。ふたりの<され妻>の対応はあまりに違うが、もちろん一番悪いのは浮気をした夫である(ただし松居の夫である船越英一郎(56)は浮気報道については全面否定している)。
自分と別れたがり、10年も家に戻らないベンガルの仕打ちに妻は精神的にまいってしまった、という。直撃された際、ベンガルは「お金のことはちゃんとしている」と話したというが、これはおそらく別居期間中も充分な生活費を妻に払っているということだろう。だが、そんなことを声高に主張されても困る。別居期間中の生活費の支払いについて、ベンガルの妻には「婚姻費用請求」として請求する権利があるのだ。ましてベンガルは脇役とはいえ、ドラマや映画に途切れることなく出演している売れっ子。相応の生活費を支払える余裕はあるはずである。
それなのに「お金がないから朝加と別れた」と妻に告げているのは、ひょっとすると「女が理由で離婚したいわけじゃないんだよ」と妻に信じさせ、その態度を軟化させ離婚話を進めようという魂胆だろうか。もしそうだとしたら卑劣な話である。
ベンガルと朝加は不倫を否定しているが、ベンガル妻はかつて夫が不倫を告白したと証言している。誰も嘘をついていないとしたら、ベンガルと朝加は不倫を解消した後も、二人きりで会うような親しい友人関係を築いているということだろうか。はたまた、本当は10年にわたり恋人の関係なのか。
数年は耐えたが爆発してしまった松居一代。動かず、待ち続けるベンガル妻。姑息な嘘をつかれると、女は余計に依怙地になってしまうものだ。
(エリザベス松本)
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