「お返事ありがとうございます! 僕は昔からソアラが好きで、そればかり乗っているんです。魔夢子さんはどんな車に乗っているんですか?」
この真っ白なスポーツカーは『ソアラ』というのか。ふむふむ。では、君の名はソアラ君と名付けましょう。車トークには1mmも興味がなかった白雪は『車は持っていない』ことを正直に打ち明け、さりげなくラブグッズの話に話題を持っていきました。
白雪「ラブグッズ好きっておっしゃっていましたけど、どれくらい持っているんですか?」
自分で「ラブグッズ好き」を公言しているくらいだから、たぶん30個くらいはラブグッズを持っているんだろうな~。で、それを魔夢子さんにも味わわせてあげる的な展開になるんだろうな~と、何となく次の展開を予測して、返信を待つ白雪。その時、ふとイヤ~な予感が頭をかすめました……。
「今まで一番ウケがよかったバイブはこれです!」と、声高々にバイブを持ってこられたら……イヤじゃね? 今までの女性たちのお汁が染みていそうだし……衛生面は大丈夫なんだろうか……。
考え始めると、さらにイヤ~な気持ちが大きくなってきます。使用済みのバイブ。使用済みのローター。それを30個も持って現れる初老の男。高級車のトランクには中古のオナホがいっぱい、とかだったらどうするよ。エコなの? ねえ、地球に優しい男なの?
やっぱり、ここはおすすめのバイブだけ教えてもらって、それとなくフェードアウトするべき? そう思った直後、返事が返ってきました。
ソアラ「僕は妻帯者なので、ラブグッズは手元に置いてないんです。いつもプレイの時に使ったものは女の子にあげています。なので、魔夢子ちゃんのお好きなものをプレゼントしますよ!」
ちょ、ちょっと!! 奥様、聞きました!? 急に目の前が晴れ渡り、白雪の曇っていた頭上にパ~ッと光が差し込みました。ソアラ君、素敵やん!! こんな紳士的な男性なら、きっと素敵なラブグッズを差し入れてくれるはず。私にぴったりのバイブ、選んでください♡ ラググッズマスター!!