恋愛・セックス

「彼と一緒にイキたい!」と願うのはナゼ? 「一緒にイこう」のプレッシャーが演技につながる…

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Photo by you me from Flickr

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先日、北欧スウェーデンのセックストイズブランド「Lelo」が21カ国・2,200人以上の男女に「オーガズムを経験しているか」を調査結果を発表しました。堂々の1位はノルウェー! 回答者の35%が毎回オーガズムを経験するとのこと。そのほか、チリ・イタリア・スペインの3カ国の回答者10%以上が「強いオーガズムを経験している」とのこと(Lelo HPより※英文)。「毎回オーガズム」……理想的!

同時にイクには

オーガズム、つまり「イク」ことに関して、ネット上や雑誌などでよく見かけるのが「彼・彼女と一緒にイケない」という悩みや「一緒にイキたい」という願望。セックスで「イッたことがない」女性が少なくない中で「彼と一緒にイク」なんて、超難度の高いテクのような気もしますが。

もしも「いつも一緒にイッている」という人がいたら……、盛り上がったままフィニッシュを迎えるために、どちらか(主に射精を伴わない女性)が演技をして一緒にイッた感を演出しているのではないかなぁ~と邪推してしまいますが……、実際はどうなんでしょうか?

私自身、昔は「俺もイキそう」「私もイキそう」「一緒にイこう」的な会話は何度か交わしたことはありますが(『家なき子2』かッ)、実際に“一緒にイッた”経験は1回しかありません。

今日まで私は、どれくらいセックスをしてきたんだろう(回数)と、ザックリと計算してみた結果、約250回くらいでした。そう、250回中1回です。それも示し合わせたものではなく、“偶然”だったわけです。一緒にイクことって簡単なことではないですよね?

至難の業だからこそ、トライしたいなら

簡単なことではないからこそ、彼と一緒に経験してみたい! と願うのかもしれません。非常に難しいことであるという前提で、一緒にイクためにトライしていただきたいのは以下のふたつ。

舌と手で長い前戯

女性のカラダは初は女性のカラダも自然に緊張感を持ってしまっているので、濡れていたとしても挿入ではイキにくい状態です。ある程度時間をかけて愛撫をしてもらうことで感度が高まり、中イキしやすい状態を作れます。

イク寸前で挿入する

長い前戯で気持ちよくなってきて、「そろそろイキそう!」という状態で挿入すると、中へちょっとした刺激でもイキやすくなります。相手には、自分が際にイクまで我慢してもらいます。そしてイッたことを見届け、男性も発射。

イクために必要な“集中力”が欠けてしまう

「一緒にイこう」と言われたことで変なプレッシャーを感じる⇒ 集中力が途切れ「あぁ、もうイケないな」と悟る⇒ 結果、演技をする……。これ、男女ともにありがちじゃないか、と、個人的には思うのです。

オナニーを思い出すと分かるように、イクときは、集中力が必要なはずです。にも関らず「一緒にイクこと」を考えてしまうと、集中力が途切れ、快感も薄れてしまうのではないでしょうか。

“一緒にイクことで満足感・達成感が味わえる!”とも言われていますが……。“ほぼ同時フィニッシュ”を叶えるためには、イク直前に挿入する男性は挿入まで長い時間お預けをくらい、イク寸前まで前戯に全力を注がなくてはいけません。さらに、挿入して間もなく女性がイキ、男性が後追いでイクとなると、最初から最後まで男性の忍耐力が必要になってきます。

確かに、私も偶然の“同時イキ”を経験したときは、妙に嬉しい気持ちになりました。しかしそれは、偶然の産物だったからこそ嬉しかったんじゃないかと思います。一緒にイクために計算をしながら行うセックス……、もしかしたら自己満足ではないでしょうか? 一方的な達成感かもしれません。毎度「セックスは思いやり」とお伝えしていますが、一緒にイクことよりも、お互いに「相手を気持ちよくしたい」という気持ちでセックスに集中しませんか?

大根 蘭

365日中365日、24時間中およそ8時間ほどエロいことを考えて生きている女でございます。

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