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ビッグダディ元嫁・美奈子の人生はしんどい。

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【タレント本は自己顕示欲の塊】vol.1

(『ハダカの美奈子』講談社)

(『ハダカの美奈子』講談社)

 遅ればせながら、『ビッグダディとの2年間、あたしの30年間 ハダカの美奈子』(講談社)を読んだ。言わずと知れた人気バラエティ(ドキュメンタリー?)番組『痛快!ビッグダディ』(テレビ朝日系)のビッグダディこと林下清志さんの後妻で今年離婚した林下美奈子さん(名字を変更するつもりはないらしい)の自伝である。

 美奈子は15歳(すでに中退していたが、学年で言えば高校一年生)の時に長男を妊娠、16歳で出産し、現在30歳にして6児の母親である。30歳ってあなた、芸能人で言ったら、不倫で大変なことになった矢口真里や人間活動中の宇多田ヒカルと同い年。そのほか、柴咲コウや安達祐実、片瀬那奈、佐藤江梨子も同学年だ。

 そんな美奈子の人生は、波乱に満ちている。「苦労ばかり」「波風ばっかの人生」と自嘲しながらも、「あたしはそういう運命なんだろうなって思ってる」と諦念を見せる美奈子。しかし読み進めていくにつれて、「テキトーばっかの人生」にしか思えず、「あーそういう考えならもうしょーがないね」とこちらも諦めたくなった。読むのがしんどかった。なぜなら彼女は、自分の身に降りかかる災難のほとんどを他人のせいにし、自己弁護に終始していたからだ(Amazonレビューでも、「完全な自己弁護用の本です」「美奈子にとってマイナスとなる過去はすべて他人のせいにしている」との低評価レビューが少なくなかった。「このレビューは参考になりましたか?」「はい」を押しましたよ)。

美奈子15歳、友だちにつられてグレる。

 1983年2月23日生まれ。父親はトヨタ勤務の技術者で、住まいはトヨタの社宅。小学5年生の時に一軒家に移り住んだ。転校先の小学校で、「超モテモテだったんだよね」という美奈子は女子の反感を買い、卒業までイジメに遭っていたという。

 中学に上がる頃から、父のDVがスタート。母親と4つ年下の弟に対して手を上げることはなかったというが、会社でイヤなことがあった日、帰宅すると父は娘に、「今から家中の掃除をしろ」などと理不尽な命令をし、夜中まで床を拭き続けて疲れて横になった娘に、「何寝てるんだよ!」と罵声とグーパンチを浴びせてきたという。彼女が泣くと、「泣くな!」とさらに殴られる。木の棒やムチで叩かれたり、物を投げつけられたり、生ゴミを被ったこともあったそうだ。

 夜通しDVを受けると、登校しても頭が働かず授業中に寝てばかりいるようになり、中3になってからは保健室で仮眠を取るようになった。事情を知らない周囲からは、「グレた」「不良になった」と言われて避けられた。それまでは良かった成績も落ちる一方だった。

 家族から日常的に暴力を振るわれるのはどう考えてもつらい。肉体的にも精神的にもあまりにつらい。当然美奈子は、家に帰りたくないと思うようになっていった。

 高校に入学し、不良集団にスカウトされた美奈子。「あたしは化粧もしてないし髪の毛も染めていない、大人しそうな外見だった」と自称するが、ヤンキー女子たちから、「友達になろうよ」「アンタ中学時代は相当なヤンキーだったんだってね?」と声をかけられ、うれしくなって友達に。髪を金髪にし、紫色の口紅を塗ってカラオケに行った。自分が強く変身できたように感じ、父親のことはもうどうでもよくなり、リミッターが振り切れたように遊びほうけるようになったという。

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