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男性アイドルにもいる、何がなんでも認知されたい“認知厨”の執念

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Photo by Olympico Club from Flickr

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 アイドルオタク用語の中に、「認知厨」という言葉があります。握手会などでアイドルに自分の顔と名前と覚えてもらうことに必死になるファンを指す言葉です。829日放送の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ)に出演したSKE48の大場美奈さん(25)も「ファンの人は(自分を)覚えてもらいたい願望が強い」と語っていました。

 大場さんいわく、土日の2日間握手会が開催された場合、両日参加するファンは土曜日に「はじめまして」と自分の名前を名乗り、その翌日にも「はじめまして」と言うのだとか。2度目の「はじめまして」に対して、大場さんが「はじめましてじゃないじゃないですか」と返せば“合格”で、つられて「はじめまして」と返してしまうと“不合格”に。不合格になってしまった場合、ファンは「もう来ないね」と言って去ってしまうそう……。なかなかシビアです。

 アイドルはファンを認知するお仕事ではないのですが、アイドルに認知されることを重要視しているファンもいるので、大葉さんもファン一人ひとりの名前を覚えるように努力をしているそうです。

認知厨は執念深い場合も

 ちょっと面倒くさい認知厨ですが、男性アイドルや若手俳優界隈にも認知厨は存在します。2.5次元舞台を中心に活動する若手俳優も握手会やチェキ撮影会などイベントを開催しているので、複数回そういったイベントに通っていれば、俳優が顔をなんとなく覚えている場合があります。人気のレベルにもよりますが、若手俳優のファンは少数なので、覚えられやすいかもしれません。

 好きな俳優に「久しぶり!」なんて言われたら、「覚えてくれたんだ!」と舞い上がります。認知の強制はしないけど、認知されていたら「うれしい」と感じるファンは多いんじゃないでしょうか。しかし、中には大場さんのファンと同じように、認知に必死になりすぎるあまり、見ていて痛々しいファンもいます。

 2.5次元作品の中に、客席に降りてファンサービスをするのが目玉の作品があります。客席に降りるパターン(下手・上手のどちら側を歩くのかだとか)は複数あって、ファンの間でそのローテーションがリサーチされて共有されます。筆者の友人のAさんは、好きな俳優がどのあたりの客席に行くのか把握して、そこのチケットをなにがなんでも入手、絶対俳優の目に入るようにしていました。しかも複数回。欲しい席のチケットを入手するために、定価以上のお金を支払うケースもありました。

 俳優からしたら、毎回自分が行くところに決まったファンがいるというおかしな状態です。彼女はその方法で俳優からファンサービスをもらって歓喜していましたが、たまに俳優の気まぐれでファンサービスがもらえない場合もありました。そんな時はこの世の終わりみたいに絶望。それでもその公演が終わるまで、彼女は同じことを続けていました。もはや執念です。

 そういったファンを見ると、「俳優の本来のお仕事ってなんだっけ。認知することだっけ」と思ってしまいます。そういうちょっと面倒くさいファンを対応するアイドルや俳優もつくづく大変そうです。

月島カゴメ

アニメもゲームもBLも嗜む雑食系オタク。最近はキッズアニメ(プリパラ、プリキュア)を見ている時が一番楽しい。オタクのくせに変な行動力がある。なお、貞操観念はほぼない。いつかメンヘラに闇落ちする日がくるんじゃないかと、少し怯えています。

twitter:@kaaagome_

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