モデルやママタレ、そして役者など、芸能人がInstagram(以下インスタ)を情報発信の場として利用するのはもはや当たり前の時代になった。ブログよりもインスタに専念している者も多く、インスタの投稿をそのままブログに連携しているだけの芸能人も目立つ。
そうした傾向が目立つのは主に女性であり、ネットニュースにその投稿が取り上げられるのも、女性タレントのほうが多い。モデルの西山茉希(31)は、事務所移籍問題が勃発しているときも、無事に移籍完了したこともインスタでその旨を報告し、すぐさまニュースとなっていた。
一方、男性芸能人はというと、女性のそれとは一風使い方が異なる傾向が見られる。マルチタレントのディーン・フジオカ(37)は日常生活の投稿よりもモデル仕事、歌手仕事の宣伝や、英語で書かれたメッセージ投稿が目立ち、先日モデルの秋元梢(31)へのプロポーズが報じられた俳優・松田翔太(31)は日常の何気ない写真がやたらとアーティスティック。投稿内容や写真の構図に強いこだわりが感じられる。ママタレ的な日常生活投稿をしているのは、市川海老蔵(39)とつるの剛士(42)ぐらいだろうか……。
さて、雨が多く夏らしさを感じられないままに夏が終わり、気づけば秋の足音が近づいてきた。食欲の秋、芸術の秋。今回はそんな男性インスタグラマー(芸能人)の中でも、とりわけ気になった2名にクローズアップしたい。お笑い芸人・有吉弘行(43)と、辺見えみり(40)の夫で俳優の松田賢二(45)である。
有吉はこれまでのインスタでは、芸能界の面々の顔写真をアップするスタイルを貫いてきた。変わったのはモノクロ加工写真がいつしかカラーになったことぐらいだった。だが7月7日の投稿から、写真ではなく自筆とおぼしき似顔絵がアップされるようになり、現在まで継続されている。その日の投稿には似顔絵に「田中」とありアンガールズ田中卓志ではないかと思われる。コメントでは「面白いです」「最高や!」など、いかにもインスタ的な絶賛の嵐が吹き荒れている。同月21日にも、片岡鶴太郎と思しき似顔絵がアップされ、こちらにも「ヨギーだw」「鶴ちゃんに似てます〜!」など、また皆が大喜びしていた。
投稿内容が写真から似顔絵になったという些細な変化も、有吉ともなれば大ニュースになるようで、すぐさま複数のネットニュースに取り上げられていた。さすがレギュラーMC9本の超人気タレントである。ところが一方、松田賢二が開設したインスタアカウントは、ひねりも効いているのに未だ大きな話題になることはない。有吉がアンガ田中の似顔絵をアップした12日後である7月19日、妻でタレントの辺見えみりが、そのアカウントの存在をインスタで公にしたのに……である。この日、えみりは「実は娘のために、主人が書いてくれているマンガをまとめるインスタを作りました。 もし興味あれば…見てみてください(照) 」と書き添え、夫・松田が開設したインスタアカウントのスクショを投稿した。なんと松田は娘のために漫画を描いているのである! し・か・も! 結構ちゃんとした漫画だった。
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