「ぼくら3人の意思とか決断を映像にしてくれた」
24日にオンエアされた草なぎ・香取のラジオ番組『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayfm)では、草なぎが「色々やりたいことがいっぱいでさ、ようやく始まったなって」「今までないなって、始まってるなって」とワクワクぶりを見せ、「自分の好きなところとか、方角決めてもいいし、決めなくてもいいし、色んなところに飛び出して新しいことを始めたい」と語った。香取は『新しい地図』スタートまでの経緯について、「(3人が)それぞれ個人個人、一人ひとりの意思のもと自分たちの決断で、よし、やりましょうって言ったらプロジェクトチームが動き始めてくれて、すごい賛同してくれる方々が(いてくれて)」と説明。様々な関係者が適切に動き、広告・映像・webサイト制作など滞りなく進めてくれたのだという。彼らには多くの味方がついている。ジャニーズ事務所を離れたからといって、決して孤立無援になったわけではないのだ。
草なぎも「ぼくら3人の意思とか決断とか、そういうのをすごくうまく汲んでくれて映像にしてくれた」と関係するスタッフへの感謝を述べている。こうした楽しそうな彼らの言葉を耳にして、ファンも心からうれしくなっただろう。彼らの年齢はすでに40代。一般的に、その年齢から「新しい地図」を描くのは難しいとされがちだ。しかし今の彼らから溢れ出すワクワク感はどうだろう。ファンが受け取る高揚感はどれほどだろう。おそれを見せずに前進する姿は、勇敢なものとしてうつる。
いずれにしろ、ジャニーズ事務所を退所した3人は、これまでとは別の、新たな活躍の場所を模索し始めた。ジャニーズ事務所所属のタレントは、コンサートは勿論のこと、地上波テレビや映画、広告、雑誌などへの登場がメインの仕事で、インターネット媒体への登場は禁止されてきた。SNSの開設もNGだった。“マスメディアから干されてやさぐれる”なんてシナリオに沿うことはなく、タブーから解放されて以前よりさらに輝けるかもしれない。たとえいろんな裏事情があるからだとしても、稲垣、草なぎ、香取がイキイキと楽しそうに働く姿を見られたならファンはきっとほかになんにもいらないはずである。
(エリザベス松本)