某レコード会社で営業アシスタントとして働くAさん(24)は、仕事の付き合いであるお店のレセプションパーティーに参加した。そこには有名アーティストやそのマネージャーなど、音楽業界関係者が多数来場しており、Aさんは様々な人たちと名刺交換をし交流を深めていたそうだ。そんな彼女に「どこの会社の関係者さんですか?」と声をかけてきた男性がいた。そこでAさんが「◯◯の営業アシスタントのAと申します」と言いながら名刺を差し出すと、男性は「僕はアーティストだから名刺なくてごめんね」と言った。「やばい、この人アーティストらしいけど誰だか全くわかんない。名刺とかあげちゃって失礼だよな……」と焦るAさんに対し彼は「僕は××とか△△のバックバンドとかやってるの。スタジオミュージシャンてとこかな」と自己紹介をしたという。××も△△も、ファンが多い有名なユニットだ。彼とAさんはそのユニットに関する話で盛り上がったという。
次の日、Aさんがいつも通り出社し、メールチェックをしていると見慣れないアドレスからメールが届いていた。昨日パーティーで知り合い、名刺を渡していたスタジオミュージシャンの男性からだった。「昨日はありがとうございました。今度、よかったら食事に行きませんか?」という内容で、仕事が忙しく男っ気がなかったAさんはちょっとドキドキしてしまったという。思い返してみれば、彼はけっこうなイケメンだった。しかし、仕事上での絡みがあるわけでもないので社内メールで返信するわけにもいかず、Aさんは私用携帯から彼に「こちらこそありがとうございました。いつでも誘って下さい」と返信。何通かのやりとりを経て、なんとその日の夜に彼とAさんは食事に行くことになった。
彼とAさんは和食屋さんに入り、共通の話題である音楽の話をした。ここで彼の年齢も初めて知った。Aさんより9つ年上の33歳。イケメンだし、落ち着いていて話しやすいなと、彼との会話を楽しんでいたAさん。しかし、徐々にお酒が進んでいくと、これまでの落ち着き具合が別人かのように豹変し、彼は自分の恋愛について意気揚々と語り出したという。
「今までモデルの◯◯やタレントの■■とか、芸能人とばっかり付き合ってたんだけど、みんなわがままだったから今度付き合うなら普通の子がいいんだよね。君みたいな」
「一回ヤッちゃうとその子とするのが当たり前みたいになって、女の子が図々しくなるから面倒くさい」
「俺のチンコは他の男性に比べてデカイと思うよ」
こんなふうに上機嫌で語る彼に対してAさんは「口説かれてるのか拒否られてるのかよくわからなかった」んだそうな。
芸能人以外の普通の子を求めると言い、君もそこに該当するよ、と伝える一方で、一回ヤッただけで彼女ヅラされても困ると断言、あげくの果てには自分のチンコの大きさをアピールをしてくるというのは、要するに「普通の子と遊びでセックスするのは大歓迎」ということだろうか。彼のめんどくささがわかるエピソードだ。
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