上原多香子にとっては、不倫報道が出た時点で「もう済んだこと」だった?
デリケートな話題はともかくとして、思わず唸るのは上原のタフな精神力である。8月にあれだけの騒動になったと記憶しているが、週刊誌を見ない、webニュースサイトも見ない、フィード購読もしていない等を徹底すれば、あの不倫告発に関する情報に触れずにいられたのか。あるいはやはり「覚悟していた」からなのか。「FLASH」によると、上原は出演していないにもかかわらず彼氏であるコウ氏の演出した舞台の打ち上げに参加し、当然のようにコウ氏の隣に座って新妻のように振る舞っていたという。打ち上げの最中に酔った上原はコウ氏ではない男性に抱き着く様子も見せるほどハシャぎ、さらにコウ氏に「私にできることないかな」「何か手伝いたい」と話していた、の証言も掲載されている。
週刊誌からは追われる立場で、テレビメディアにおいてはアンタッチャブルな存在と化した今の上原。もはや無期限休業とも報じられたが、しかし「なにか手伝いたい」と彼女が自らの口で話したことが事実だとしたら、本人も芸能界を引退する気などさらさらなさそうである。なかなか図太い神経の持ち主だ。もっとも「女性自身」の記事によると、上原は月給制で仕事がなくても所属事務所からは毎月給料が支払われているため、生活に困窮することはないようだ。ネット上では上原の月給はSPEED時代の功績を称えて月額100万とも200万円とも噂されている。この額が本当なら当分仕事がなくても焦る必要もあるまい。TENNさん遺族への賠償金支払いもすでに解決済みなのだろうか。
この打ち上げ飲み会後にふたりは同じマンションへと帰って行ったというから、交際はとても順調のようだ。あの騒動の直後「コウ氏は上原の過去をすべて知った上でそれを受け入れ、結婚を視野に入れた交際をしている」との報道もあったが、どうやらそれは真実のようである。TENNさんと婚姻中の不倫について、鬼畜の所業だと非難された上原だったが、この9月25日でTENNさんの死から丸々3年が経過しており、すでに報道時点で上原の中では後悔と反省を終えて前に進み始めていたのかもしれない。だからこそ「今さら叩かれても」と気に留めず、今を楽しめるのではないだろうか。もともと馬耳東風な人柄であるだけ、という可能性もあるが……。いずれにしろ、打たれ弱い女性や過剰に他人の評価が気になってしまう女性にとっては、上原の鋼のメンタルは呆れを通り越して羨望モノかもしれない。
(エリザベス松本)
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