わざわざ後ろめたい気持ちを背負うのが面倒だから、不倫はしない
――男女問わずではありますが、セックスとオナニーは別物です。オナニーもされていますか?
「週に3~4回はしてますね。オナホールとか道具を使ったりはしていないですが」
――風俗に行かれることは?
「風俗は行かないですね。興味がないこともないけど、暇あれば野球やフットサルやってたりとか、時間が空いた時に『風俗行くか』っていう思考にならないのかな。僕の周りも野球ばっかりやってた奴だったのも影響してると思うけど。
思春期の男子は、エロいことで頭がいっぱいっていうイメージかもしれないけど、全っ然だった。高校時代は野球が終わったらバイトに行くっていう日々だったし。高校野球が終わって、ようやく解放されたっていう感じ。だからオナニーをするようになったのも高校卒業してからだったし」
――女子(女体)に、興味が沸かなかったんですか?
「共学だったし、もちろん好きな子が出来て告白したこともあるし、告白されたこともあるんだけどね」
――好きな子との妄想とかしませんか? それでムラムラするとか。
「好きな子にはしないんだよな~。性的とかではないんだよね。もっと話してこの子のことを知りたいっていうことであって、触れたい・キスしたいとかじゃなかったのかなぁ」
――そんな高田さんに聞くまでもないかもしれませんが……、現在、流行中の不倫経験は?
「ないですね。魅力を感じる女性との出会いもあるし、飲みに行ったりもしますけどね」
――一線は越えたいという願望には至らない?
「願望はあるでしょ。それはあるある。願望だけで実際にはしない、というだけ。外で癒しだの刺激を求めて不倫をする男の気持ちもわかるよ。ただ、僕はそれを行動にはしないっていうだけ」
――バレるのが怖いとか?
「ううん、多分バレないようにすることはできる。ただ、その罪を背負うのが面倒というか。少なくとも数週間、わざわざ後ろめたい気持ちを背負いながら、家族と接するのは面倒くさいですよね。妻ともセックス出来てるし、オナニーも出来てる。だったら他に別にやらなくてもいいかな、って」
――夫婦喧嘩もしたことがなくて、13年の結婚生活を経ても奥様と円満に暮らしていくために意識していることはありますか?
「“相手に関心を持つ”っていうのは、意識してないと薄れちゃうと思う。アメリカ人のノーベル平和賞作家・エリ・ヴィーゼルの言葉なんだけど、<あらゆる出来事の反意語が「無関心」。平和の反対は戦争ではなくて、無関心>。お互いに“関心を持つ”っていうのは円満の秘訣にはなるのかなと思いますね」
――「干渉しない」のと「無関心」って似て非なるものですね。
「そう、適度な距離感は重要だよね。普段相手が何してるかって関心がないし『それでも構わない』ってなったら、どんどんお互いに自由なことをやりはじめちゃう。干渉し合うんじゃなくて、『今日これやるよ』とか『明日こういうことがあるよ』っていうのはお互いに意識して、逐一話すようにしています」