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愛人候補としてEXILE系若手経営者に接近! 意外といい男だったけど…?

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短期集中連載:愛人の掟 最終章

Photo by  Yannick Desmet from Flickr

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Yannick Desmet from Flickr

 交際クラブへ潜入し、好奇心で男性会員からのオファーを受けたアスモデウス蜜柑(未読の方はコチラ)。今週はそんな男性会員とのドッキドキのデートの様子をお届けするわ。

 待ち合わせ当日、愛人斡旋会社のスタッフからメールが届いた。

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おはようございます。
本日、六本木グラン○ハイ○ットのラウンジにて、男性会員様と待ち合わせでございます。
待ち合わせ場所に到着しましたら、男性会員様(090-xxx-xxxx)へ直接電話をかけてください。
なお、遅刻やドタキャンなど無いようにお願いします。
無断キャンセルは、紹介料を全額負担の上、退会していただきます。

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 クラブが損をしないように釘を刺された。いやぁね、安心してよ。どんな男がくるのか興味津々の私は、朝からワクワクしちゃってるんだから。時間通りに待ち合わせ場所に到着し、男性会員に電話をかけた。平日の13時だというのに、ホテルのラウンジはたくさんのおじ様おば様方で賑わっていた。

 そういえばこのホテル、去年のクリスマスに男と来たわ……。六本木ヒルズで一人5万のコース料理食べて、ジャズの生演奏が心地いいバーで飲んで、取った部屋の中にプレゼントがあるというから寄ったのよね。その間にラウンジで待ってたっけ。その後、働いていたお店に同伴してもらったんだけど今思えば一緒に泊まれると思ってわざわざクリスマスに予約してたのに、残念ねその男……。結局ひどい振り方をしちゃったけど、M君、あの日くれたカルティエはまだ愛用してるわよ~~。

 なーんて考えていると、男が電話に出た。

「もしもし、真鍋(仮名)です」
「もしもし、蜜柑です。今ラウンジに到着しました。赤いバッグを持っていて……」
「あ、見つけました」

 辺りを見回すと、男が小さく手を挙げた。それが真鍋との運命的な出会い……とはなるはずもなく、去年のクリスマスの思い出もM君の顔も一瞬で消え、私の頭は完全に仕事モードへと切り替わった。

 真鍋は私が事前に描いていたイメージを裏切り、交際クラブに登録しなければ若い女性との出会いがないような男には見えなかった。少し小太りだけど、長身で寒い季節にそぐわない健康的な肌の色。顔はイケメンではないが決してブサイクではなく、服装はシンプルなシャツにジャケット、さりげなく靴はフェラガモ。私はフェラガモの靴が大好きなので、一目で分かる。

「初めまして」
――初めまして。
「蜜柑さん、写真通りの方で安心しました。ヒルズのレストランに予約を取ってあるのですが、お腹は空いていますか?」
――私も素敵な方で安心しました。お昼はまだなので、是非ご一緒します。
「良かった。実は、写真と実物が全然違うようなひどい方が来たらこのラウンジでお茶だけして帰すつもりだったんですよ」

 なんともテンプレート的なつまらない会話をしながら歩き出す。レストランに到着すると、店内は赤を基調としたオシャレなフレンチの店だった。ランチのくせに一人1万5千円もするコースを真鍋が注文したので、ここぞとばかりに美しい盛り付けのオマール海老の前菜やフォアグラの乗ったステーキを堪能した。

 真鍋は、若くして会社を経営しており、話の合う同年代の友人が少ないという。住まいは六本木ヒルズの他に、恵比寿、赤坂にマンションを所有している……そんな話を聞かされた。私の仕事はイベントコンパニオンということになっているのでそれについてもいろいろと聞かれたが、昔やっていた経験があるので当時の話だけで終わらせた。真鍋は興味深そうに話を聞いていた。

――どうして真鍋さんはこのクラブに登録を?
「経営者の先輩に紹介されて。僕は酒が全く飲めないので、夜のお店は苦手なんです。そこで働くプロの女性というのも、会話や服装を上から下まで見るじゃないですか。どうも気を遣ってしまうので苦手で」

 真鍋は外見はどう見ても遊び人で、EXILEで後ろのほうで踊っていますと言われても驚かないような風貌なのに、会話も仕草も華麗な……いや、華麗というほどわざとらしい雰囲気ではないのだが。おまけに、事前に30代と聞いてはいたけど、まさか30歳なんて……。若いのに、とても紳士的だった。ごめんなさいね、プロの女性が来てしまって、ウフフフフ。上から下まで見てるわよ。あら、時計はハリーウィンストンね、素敵。

30歳にして大金持ちの真鍋が、愛人を探している理由

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アスモデウス蜜柑

好奇心旺盛な自他共に認める色欲の女帝。長年高級クラブに在籍し、様々な人脈を得る。飲み会を頻繁に企画し、様々な男女の架け橋になり人間観察をするのが趣味。そのため老若男女問わず恋愛相談を受けることが多い。趣味は映画鑑賞で週に3本は映画を見る。

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